薬膳 参鶏湯キット
天保年間創業
漢方薬局 下田康生堂
薬膳のレシピ
家庭ではじめる薬膳
薬膳 参鶏湯キット
キッチンから、養生
土鍋でじっくり煮込んだ薬膳参鶏湯
下ゆでひと手間、あとはコトコト60分。
薬膳の深みを、家庭の鍋に。
分量
2〜3人前
調理時間
約60分
素材
十種
価格
¥1,980税込
ひと匙の滋味は、季節の綻びをそっと繕う。
急がず、弱火で、大切な人を想いながら。
── 台所は、いちばん身近な薬房。
参鶏湯と薬膳のこと
― はじめての方への、かんたんな手引き ―
01 Samgyetang
参鶏湯(サムゲタン)とは
参鶏湯(サムゲタン)は、鶏肉をもち米・なつめ・朝鮮人参などとともにじっくり煮込む、韓国でおなじみの家庭料理です。日本では寒い季節のごちそうという印象を持たれがちですが、本場の韓国では、一年でいちばん暑い「伏日(ポンナル)」に食べる夏の定番。暑さで食が細りやすい時期にこそ、あえて温かい一杯を家族で囲む——そんな食の知恵が、長く受け継がれてきました。数ある素材のなかでも参鶏湯の主役と言えるのが朝鮮人参。「参」の一字を冠するその存在が、鶏肉のうまみと溶け合うことで、ただのスープにはない深い満足感を生みます。
02 Yakuzen
薬膳とは
薬膳とは、食材それぞれの持ち味を生かして組み合わせ、日々の食事をととのえていく「医食同源」の考え方にもとづく食のことです。特別な料理でも、薬でもありません。その源流は二千年以上前の医学書『黄帝内経』にまで遡り、食と薬を切り離さずふだんの一椀に健やかさを織り込む——これが薬膳のいちばんの土台です。なつめ・クコの実・陳皮といった素材も、中国では家庭の食卓にふつうに並ぶもの。素材それぞれの「性味」を、その日の体調や季節に合わせてそっと選んでいく日常の積み重ねこそが、本場で生きている薬膳の姿です。
03 Shokuyojo
食養生とは
中国には、その日の体調や季節に合わせて食べるものを選び、ふだんの食事で体をととのえる——「食養生」と呼ばれる暮らしの知恵が古くから根づいています。唐代の名医・孫思邈は『千金要方』のなかで「薬補不如食補(薬で補うより、まず食で補う)」と説きました。春にはたかぶる肝をなだめる甘みのものを、夏には熱をしずめる瑞々しいものを、秋には乾きを潤すものを、冬には芯から温めるものを。毎日の一膳一膳を、自分をいたわる小さな積み重ねととらえる——参鶏湯を夏に食べる韓国の習わしも、なつめ・クコの実が中国の食卓に欠かせないことも、その源をたどればこの"食を大切にする暮らし"へとつながっています。
04 Kit Guide
このキットの特徴
本品は、韓国式のさらりとしたスープとはひと味違い、もち米のとろみを生かした"薬膳粥"のような、とろりとやさしい仕上がりが特徴です。なつめやクコの実をはじめとする十種の素材は、天保年間から漢方を扱ってきた当店が、「補う」と「巡らせる」という薬膳の考え方をもとに、ひとつずつ吟味して組み合わせました。下ごしらえは鶏肉の下ゆで程度。あとは水とともに煮込むだけで、家庭の鍋がそのまま、滋味あふれる薬膳の一杯になります。
こんなひとときに、そっと一杯。
― 季節を問わず、暮らしに寄り添う ―
なつめ・くこ・朝鮮人参——古くから養生に親しまれてきた食材を、一羽の鶏とともにじっくりと炊き上げる。 中国には、こうした食材を時間をかけてスープに炊き込み、日々の食事として味わう「医食同源」の知恵が息づいています。 汗とともに消えゆく気力を、体の内側からじんわりと補う一杯。 参鶏湯の本場・韓国ではむしろ夏の食として親しまれ、 冬の冷えはもちろん、夏の疲れにも、季節の変わり目にも。 いまの暮らしに、そっと寄り添うスープです。
自分を労る、ひと椀の時間
頑張った日の終わりに、自分のためだけに鍋を火にかける。鶏のうまみと薬膳の滋味が、湯気とともに染みていく。誰のためでもなく、自分をやさしく労るあたたかな時間。
家族と分け合う、団欒の食卓
ひとつの土鍋を真ん中に、それぞれの器によそって。朝鮮人参・なつめ・もち米──具だくさんのスープを家族で味わう。湯気の向こうの笑顔と、満たされていく食卓のひととき。
季節とともに、整える一杯
寒暖の差にゆらぐ日、夏の疲れがにじむ朝に。温める素材と涼を呼ぶ素材、十種を一つの鍋に。季節の綻びを、家庭の鍋でやさしく繕う。
薬膳の知恵を、ひと袋に。
韓国の参鶏湯のスープとはまた違う、とろりとした仕上がり。 "薬膳粥"のような感覚で楽しめる一杯です。十種の素材を漢方薬局の目線で ひとつずつ選び、下ごしらえも下ゆで程度。鶏肉とお水を合わせて煮込むだけで、 家庭の鍋が薬膳のスープになります。
キット同梱物 / ピンク・黄・青のシールを貼って3袋にわけてお届けします
ピンクシールの袋
クコの実 / 岩塩
(2室入り)
黄シールの袋
もち米・緑豆
青シールの袋
朝鮮人参・なつめ・山薬
芡実・乾姜・陳皮
十種の素材
― 「補う」と「巡らせる」の両立を軸に選びました ―
※ 各素材の「性味・帰経・効能」は、漢方・薬膳における伝統的な分類です。
補 う
01
朝鮮人参 〈六年根・長白山紅参〉
- 性 味
- 甘・微苦/温
- 帰 経
- 脾・肺・心・腎経
- 効 能
- 大補元気・補脾益肺・安神
漢方で「気」を補う筆頭格。当店が使用するのは「長白山六年根・紅参」です。長白山は中朝国境にそびえる標高2,700mの霊峰で、寒暖差の大きな気候・肥沃な黒土・清らかな水源がそろう、朝鮮人参にとってまたとない生育環境。中国では古くから「中国の人参は長白山を見よ」と語られ、2002年には国家質検総局から原産地保護の認定を受けた銘産地です。「六年根」とは六年の歳月を土の中で過ごした人参のこと。有用成分がもっとも充実する最高ランクとされ、市場に出回る三〜五年根とは一線を画します。さらに「紅参」は生の人参を蒸してから乾燥させた加工品。蒸製を経ることで温める性質がいっそう高まり、蒸す工程ならではの独自の成分も生まれます。長白山の大地が六年かけて育てた一本を、古来の蒸製でじっくり仕上げる——その滋味が、一杯のスープに静かに溶け込んでいます。
02
なつめ 〈大棗〉
- 性 味
- 甘/温
- 帰 経
- 脾・胃・心経
- 効 能
- 補中益気・養血安神
気と血をやさしく補い、自然な甘みでスープ全体をふくよかにまとめる。古来、数えきれない漢方処方に寄り添ってきた名脇役です。
03
枸杞の実 〈くこ・寧夏産〉
- 性 味
- 甘/平
- 帰 経
- 肝・腎経
- 効 能
- 滋補肝腎・益精明目
「赤い宝石」とも呼ばれる真紅の実。本品は、本場・中国寧夏の有機栽培品を使用しています。仕上げに、彩りとじんわりとした滋養を添えます。
健やかに
04
山薬 〈さんやく〉
- 性 味
- 甘/平
- 帰 経
- 脾・肺・腎経
- 効 能
- 補脾養胃・生津益肺・補腎渋精
長芋(ナガイモ)の根茎を乾燥させた素材。角のないおだやかな持ち味で、滋味の土台をそっと支えます。
05
もち米 〈国産〉
- 性 味
- 甘/温
- 帰 経
- 脾・胃・肺経
- 効 能
- 補中益気・健脾養胃
あたたかな性質をもつ穀物。やさしい甘みと、滋味深いとろみをスープに添えます。
06
芡実 〈けんじつ〉
- 性 味
- 甘・渋/平
- 帰 経
- 脾・腎経
- 効 能
- 益腎固精・補脾止瀉・除湿止帯
睡蓮の仲間がむすぶ、ふっくらとした種。「水中の人参」とも称され、ため込まない軽やかさを大切にする一粒です。
温める
07
乾姜 〈かんきょう〉
- 性 味
- 辛/熱
- 帰 経
- 脾・胃・腎・心・肺経
- 効 能
- 温中散寒・回陽通脈・温肺化飲
一年かけて育てた生姜を、乾燥・加工した生薬。生のしょうがより温める力が強く、芯からぽかぽかと熱を巡らせます。
巡らせる
08
陳皮 〈ちんぴ〉
- 性 味
- 苦・辛/温
- 帰 経
- 肺・脾経
- 効 能
- 理気健脾・燥湿化痰
完熟した蜜柑の皮を乾燥させた素材。さわやかな香りが、十種の巡りをくるりと軽やかにほどきます。
ととのえる
09
緑豆 〈りょくず〉
- 性 味
- 甘/寒
- 帰 経
- 心・胃経
- 効 能
- 清熱解毒・消暑・利水
ひんやりとした性質をもつ豆。温める素材と寒熱のバランスをとり、スープに軽やかさを生みます。
10
岩塩 〈四川省・山菱岩塩〉
古代の地層に由来する、四川省の深層岩塩。素材としての「鹹(かん)」を担い、十種の個性をひとつの味に束ねます。
※岩塩は調味のための鉱物素材のため、生薬としての性味・帰経の記載は省いています。
漢方薬局だからできること
この十種は、漢方薬局だからご用意できました。
朝鮮人参・なつめ・枸杞の実といった生薬は、漢方薬局が正規の流通ルートで仕入れ、産地と品質を見極めて扱う原料です。十種を漢方薬・薬膳の理にかなう配合でひとつの箱に揃える——それは、生薬を日々あつかう漢方専門薬局だからこそできることだと、私たちは考えています。
下田康生堂は天保年間創業の漢方薬局。煎じ薬に用いるのと同じ「厳選した生薬のみを使う」という基準で、産地・品質にこだわり抜いた素材を、薬剤師・国際中医専門員が一つひとつ選びました。
薬膳参鶏湯の作り方
― 下ゆでひと手間、あとはコトコト60分 ―
分 量
2〜3人前
下準備
煮込み
材料 (2〜3人前)
- ☆鶏肉(手羽元)600g
- ☆エリンギ80g
- ☆にんにく3片
- ☆長ネギ1/2本
- 料理酒大さじ2〜3
- 水約1,200ml
- ☆小ねぎお好みで
- 参鶏湯キット1袋
☆印の食材は別途ご用意ください。
※鶏肉は、鶏もも肉500gでもお作りいただけます(その場合、下ゆでは不要です)。
STEP
01下準備 約10分
エリンギは粗みじん切り、長ネギは斜め切り、にんにくは軽く潰します。
【手羽元の場合】ひたひたの水と料理酒(分量外)で軽く下ゆでし、水で洗ってアクや汚れを落とします。中まで火を通す必要はありません。
【鶏もも肉の場合】下ゆでは不要です。食べやすい大きさに切り、そのまま使用できます。
POINT手羽元は下ゆで後に切り込みを入れると、味が染み込みやすくなります。
STEP
02材料を全部入れる 約5分
鍋に鶏肉・長ネギ・にんにく・エリンギを入れます。さらに、青の袋(生薬類)、黄の袋(もち米・緑豆)、水1,200ml、料理酒、ピンクの袋の岩塩 小さじ1/2を加え、火にかけ、沸騰したらアクを取り除きます。
STEP
03コトコト煮る 40〜60分
弱火にして蓋をし、40〜60分ほどコトコト煮込みます。途中で軽く混ぜ、アクが出たら取り除いてください。
STEP
04仕上げ 約5分
最後の5分で、ピンクの袋のクコの実を加えます。残りの岩塩(小さじ1/2〜1)で味を整え、お好みで小ねぎを散らして完成です。
おいしく作るコツ
手羽元は、下ゆですることで雑味が取れ、すっきりとしたスープに仕上がります。
鶏もも肉は、下ゆで不要で手軽。しっとりやわらかく仕上がります。
おすすめアレンジ
お粥風に
ご飯を加えて、ほっとやさしい薬膳粥風に。朝の一杯にもおすすめです。
薬膳鍋に
黄の袋(もち米・緑豆)を抜き、白菜や豆腐を加えて薬膳鍋に。〆に素麺やうどんを加えても。
レシピ協力
― 中国家庭料理研究家・りんさんに伺いました ―
体に、すっとなじむような味わいです。
中国では、クコの実や棗、陳皮、朝鮮人参や西洋人参などを使ったものが、特別なものではなく、日々の食事の中にもよく登場します。
こちらの参鶏湯は、韓国の参鶏湯のようなスープとはまた違い、とろっとした仕上がりで、"薬膳粥"のような感覚で楽しめる一杯。素材の旨みと漢方の香りに、きのこの旨みも重なり、やさしく体にすっとなじむような味わいです。
疲れたときや、少しほっとしたいときに、日々の食事の中で楽しんでいただけたら嬉しいです。
── 中国家庭料理研究家 りん
漢方薬局 下田康生堂より
― この一杯に込めた、薬局からの覚え書き ―
「薬膳」とは、難しいものではなく、日々の食卓の延長にある養生の知恵です。 この古くて新しい考え方を一杯のスープにまとめ、十種の素材を漢方薬局の目線で ひとつひとつ選びました。軸にしたのは「補う」と「巡らせる」の両立。
参鶏湯としてはもちろん、お好みのお肉や野菜を合わせて、日々のスープの素としても お使いいただけます。疲れた夜に、季節の変わり目に、大切な方を想うひとときに、 そっと寄り添う一杯になりますように。
── 薬剤師・国際中医専門員 下田健一郎
天保年間創業 漢方薬局 下田康生堂
商品情報
- 商品名
- 薬膳 参鶏湯キット
- 名 称
- 参鶏湯キット
- 原材料名
- もち米(国産)、なつめ、緑豆、朝鮮人参、クコの実、山薬、芡実、岩塩、乾姜、陳皮
- 内容量
- 約130g(2〜3人前)
- 賞味期限
- 製造日から1年
- 保存方法
- 直射日光・高温多湿を避けて保存してください
- 栄養成分表示
(1袋130gあたり) - 熱量 445kcal / たんぱく質 9.9g / 脂質 2.0g / 炭水化物 96.9g / 食塩相当量 4.6g
- 製造者
- 下田康生堂製薬株式会社
千葉県富里市日吉台4-9-11 電話 0476-22-4160
アレルギー表示特定原材料8品目および推奨表示20品目は使用しておりません。
本品について本品は食品です。特定の疾病の予防・治療・健康の増進を目的としたものではありません。
よくあるご質問
参鶏湯(サムゲタン)とは何ですか?
薬膳とは何ですか?
韓国の参鶏湯と、このキットは何が違いますか?
キットだけで作れますか?
何人前ですか? 調理時間は?
圧力鍋や炊飯器でも作れますか?
アレルギーが心配です。
朝鮮人参が入っていますが、注意することはありますか?
枸杞の実は妊娠中・授乳中でも食べて大丈夫ですか?
子どもも食べられますか?
生薬のにおいが強くないか心配です。
煮出した生薬は食べられますか?
参鶏湯以外にも使えますか?
保存方法と賞味期限を教えてください。
薬膳参鶏湯キット ¥1,980税込
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