銀杏葉茶(イチョウヨウ・銀杏の葉)ノンカフェイン ── 2億5千万年を生き抜いた樹の葉を、一杯のお茶に
ほろ苦さのなかに、ほのかな甘みと独特の草の香り。銀杏葉茶(イチョウヨウ茶)は、約2億5千万年前から地球に生き続ける「生きた化石」イチョウの葉を乾燥させた、ノンカフェインの国産茶です。朝の目覚めにも、デスクワークの合間の気分転換にもお楽しみいただけます。
こんな方に選ばれています
- デスクワークの合間に、気分を切り替える一杯がほしい方
- ノンカフェインで、ほろ苦い味わいのお茶を楽しみたい方
- 自然素材・無添加にこだわったお茶を探している方
- 古くから受け継がれてきた素材の物語に親しみたい方
読みたいところから
銀杏葉茶の味わい ── ほろ苦さの奥に、ほのかな甘み
草木を思わせる独特の香りが立ちのぼり、口に含むと最初にほろ苦さが広がります。あとからほのかな甘みと、わずかな酸味が感じられます。渋みもありますが、抽出時間を短めにすると穏やかにまとまります。ほうじ茶やウーロン茶とのブレンドで、さらに飲みやすくなります。
銀杏葉茶とは ── 由来と特徴
銀杏葉はイチョウ科イチョウ Ginkgo biloba L. の乾燥葉です。秋季、葉がまだ緑色のうちに採収し、速やかに乾燥して用います。中華人民共和国薬典2020年版に収載されている生薬で、別名として「白果葉」「飛蛾葉」とも呼ばれます。
イチョウは約2億5千万年前から姿をほとんど変えずに地球に生き続けてきた「生きた化石」として知られています。日本では古くから寺社の境内のシンボル樹として親しまれ、長寿の象徴とされてきました。葉そのものを薬として用いる文化は中国・明代の本草書『品彙精要』(1505年)に記録があり、ヨーロッパでは20世紀後半に研究が進み、現在は50カ国以上で医薬品として認可されています。日本では食品・サプリメントとして親しまれている素材です。
銀杏葉が歩んできた道 ── 民間利用の歴史と当店の考え
銀杏葉が漢方の文献に登場するのは、種子(白果=ぎんなん)と比べて意外なほど新しい時代のことです。葉そのものを取り上げて記載した最古の本草書は明代『品彙精要』(1505年)とされ、その後の歴史と現代の知見を簡単にご紹介します。
明代(1505年)『品彙精要』── 葉そのものを薬として記載した最古の本草書
中国では、銀杏の種子(白果=ぎんなん)の利用はかなり古くから知られていましたが、葉そのものを薬用とした記載は、明代の劉文泰らが編纂した本草書『品彙精要』(1505年)に登場するのが最古とされています。
漢方理論では伝統的に「斂肺平喘・活血化瘀・止痛」の働きを持つ生薬として位置づけられ、現代の中華人民共和国薬典2020年版にもこの記載が引き継がれています。一方、葉のエキスを抽出して現代的に活用する流れは、1965年にドイツの研究者ウィルマー・シュワーべが製剤開発を始めたことに端を発し、欧州で大きく発展してきました。
160種以上の化合物 ── 現代の研究が解き明かす成分たち
銀杏葉には、フラボノイド配糖体やテルペンラクトン類など、これまでに160種以上の化合物が見つかっています。1965年にドイツの研究者ウィルマー・シュワーべ博士が葉のエキスを医療実践に導入したことを契機に、欧州を中心に成分研究が深められてきました。古くは漢方の生薬として用いられてきた銀杏葉ですが、現代の研究によってその成分構成が少しずつ明らかになってきた素材です。
ヨーロッパでは医薬品、日本では食品 ── 世界での位置づけ
銀杏葉のエキスは、ヨーロッパでは50カ国以上で医薬品として認可されている素材です。ドイツやフランスを中心に長年の研究と臨床応用が積み重ねられてきました。一方、日本では医薬品ではなくサプリメント・健康食品として流通しており、当店もお茶として食品の枠組みでお取り扱いしております。同じ素材が国によって異なる位置づけを持つ、世界的にもめずらしい歴史を歩んできた葉です。
当店では、こうした歴史と現代の知見の両方を踏まえ、銀杏葉を「日々のお茶として安心してお楽しみいただける形」に整えてご提供しています。
漢方における銀杏葉茶の位置づけ
漢方の生薬としての銀杏葉は、中華人民共和国薬典2020年版に下記のように位置づけられています。
四気(性)
平
へい
五味
甘・苦・渋
かん・く・じゅう
帰経
心・肺
しん・はい
銀杏葉は、漢方理論では「斂肺平喘(れんはい・へいぜん)」「活血化瘀(かっけつ・けお)」「止痛(しつう)」の三つの働きを持つ生薬として位置づけられます。肺の気を収斂する作用と、巡りを整える作用の両面を併せ持つ、めずらしい性格を持つ素材です。当店では食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。
同じイチョウから採れる「白果(ぎんなん)」は種子の部分で、葉とは薬性も注意点も大きく異なります。とくに種子に含まれる中毒成分は葉には含まれません。「銀杏」という言葉でひとくくりにせず、部位ごとの性質を理解して用いることが大切です。
銀杏葉茶のおいしい淹れ方
基本
銀杏葉 3〜5g に沸騰したお湯を 200〜300ml 注ぎ、3〜5分蒸らします。長く浸すと苦味が増しますので、お好みで時間を調整してください。
煮出し
やかんに 700〜1000ml の水と銀杏葉を入れ、沸騰後弱火で 3〜5分。煮出し後は速やかに茶葉を取り出してください。
アイス
やや濃いめに淹れ、氷を入れたグラスに注ぎます。当日中にお飲みください。
商品情報
- 品名
- 銀杏葉(いちょうよう)
- 内容量
- 80g(目安:約16〜26杯分)
- 形態
- リーフ
- 原産地
- 国産
- カフェイン
- 含まない(ノンカフェイン)
- 価格
- 600円(税込)
ほろ苦い味わいと、太古からの恵みをそのままに。銀杏葉茶は当店オンラインショップよりご注文いただけます。
妊娠中の方、授乳中の方は、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。
銀杏葉茶のよくある質問
銀杏葉茶にカフェインは含まれていますか?
含まれていません。銀杏葉茶はノンカフェインのお茶ですので、夕方や就寝前にもお楽しみいただけます。
銀杏の落ち葉を拾ってお茶にしても大丈夫ですか?
お控えください。未加工のイチョウの葉には、ギンコール酸というアレルギーや胃腸障害を引き起こすことがある成分が含まれており、加工処理で取り除く必要があります。安全にお楽しみいただくには、適切に加工された製品をお使いいただくことが大切です。当店の銀杏葉茶は加工済みの茶葉を使用しています。
薬を飲んでいますが、一緒に飲めますか?
抗凝固薬(ワルファリン等)や抗血小板薬(アスピリン等)を服用中の方は、銀杏葉茶との併用にご注意ください。そのほかにも相互作用が報告されているお薬があります。手術を控えている方も、医師の指示があるまでお控えください。ご心配な場合は、かかりつけの医師または薬剤師にご相談ください。
銀杏葉茶は記憶力に良いのですか?
民間ではそのように飲まれることがありますが、当店では食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。味わいや香りをお楽しみいただく目的でお飲みください。
イチョウ葉茶はどんな悩みに飲まれてきたお茶ですか?
民間では「記憶力に良い」と親しまれてきた素材で、加齢に伴う気がかりを気にする方に飲まれてきました。漢方では伝統的に「活血化瘀(かっけつかお=巡りを整える)」の働きを持つ生薬とされています。あくまで伝統的・一般的な親しまれ方であり、効果を保証するものではありません。
機能性表示食品の「イチョウ葉」と同じですか?
イチョウ葉(エキス)を関与成分とする機能性表示食品は、記憶力に関連づけて販売されていますが、それらは規格化された抽出エキスを用いた製品です。本品は食品としての茶葉であり、形態が異なります。機能性表示食品としての届出商品ではありません。
めまいや耳鳴り、冷えと結びつけて紹介されるのはなぜですか?
イチョウ葉のフラボノイド配糖体やテルペンラクトンが、めぐりにかかわる成分として一般に語られてきたためです。漢方の「活血化瘀」の延長として認知されている悩みですが、医薬品のような効能をうたうものではありません。
妊娠中・授乳中ですが飲んでも大丈夫ですか?
妊娠中の方、授乳中の方は、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。
送料はいくらですか?送料無料はありますか?
送料は配送地域によって異なり、ご注文手続きの画面で自動的に計算されます。商品を入力先住所とあわせてご確認ください。なお、合計15,000円(税込)以上のご購入で送料が無料になります。
注文してからどのくらいで発送されますか?
13時までにいただいたご注文は、当日中に発送いたします。ただし水曜・祝日は定休日のため、翌営業日以降の発送となります。また、臨時休業をいただく場合もございますので、お急ぎの際はあらかじめご了承ください。
返品・交換はできますか?
衛生上、お客様のご都合による返品・交換は承っておりません。ただし、破損・誤配送・品質異常など商品に不備があった場合は、商品到着後7日以内にご連絡いただければ、交換または返金にて対応いたします。
どのような支払い方法が使えますか?
各種クレジットカード(VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club)と、コンビニ決済がご利用いただけます。
相性のよい組み合わせ
銀杏葉茶のほろ苦い味わいは、ほかの素材と組み合わせることでいっそう楽しめます。当店で扱う生薬・茶素材から、味わいと漢方での親しまれ方の両面で相性のよい組み合わせをご紹介します。
野菊花(のぎくか)
野生の菊らしい力強い花の芳香と黄色の彩りが、銀杏葉のほろ苦さに軽やかなアクセントを添えます。ともに苦味のある素材ながら、花の香りが単調さをやわらげ、引き締まった後味に整えてくれます。漢方では清熱解毒・平肝の働きで親しまれ、心・肺に帰す銀杏葉とともに、目を養う養生の素材として伝統的に重ねられてきました。
野菊花茶の商品ページを見る →枸杞の実(クコの実・枸杞子・ゴジベリー)
乾燥果実由来のやさしい甘みと、赤い実・淡い橙色の浸出色が、銀杏葉のクセのある苦味をまろやかに包みます。クセがほとんどなく万人受けする味わいで、飲みやすさと華やかさを添えてくれる取り合わせです。漢方では滋補肝腎・益精明目で親しまれ、心・肺に帰す銀杏葉とともに、肝腎を補い目を養う方向で穏やかに調和します。
枸杞の実茶の商品ページを見る →薄荷(はっか)
メントール由来のスーッとした清涼感が、銀杏葉の乾いた草の香りとほろ苦さをすっきり引き締め、後味を爽やかに整えてくれます。和種ハッカらしい力強い清涼感で、暑い季節のアイスにもおすすめです。漢方では清利頭目で親しまれ、心・肺に帰す銀杏葉とともに、頭や目をすっきりさせる方向で重ねられてきた取り合わせです。
薄荷茶の商品ページを見る →漢方薬局 下田康生堂
千葉県富里市日吉台4-9-11
TEL:0476-22-4160
監修:薬剤師・国際中医専門員 下田健一郎
参考文献
- 中華人民共和国薬典2020年版(国家薬典委員会編)
- 厚生労働省「eJIM」イチョウ(医療者向け)
- 日本メディカルハーブ協会「イチョウ」
- 上海医薬工業研究院「銀杏葉史話:中薬・植物薬研究開発の典範」(2016)
- MSD診療マニュアル(専門家版)「銀杏」
最終確認:2026年5月26日
参考文献(成分・近縁素材に関する研究)
※以下は素材・成分・近縁植物に関する研究で、本品の効能効果を示すものではありません(被験対象・剤形は本品と異なる場合があります)。特に本品は食品としての茶葉であり、下記研究の標準化抽出エキス(医薬品グレード)とは形態・用量が大きく異なります。
- Hashiguchi M, et al.「Meta-analysis of the efficacy and safety of Ginkgo biloba extract for the treatment of dementia」. Journal of Pharmaceutical Health Care Sciences (2015). PMID: 26819725.〔被験: 標準化抽出エキス EGb761〕
- Yuan Q, et al.「Effects of Ginkgo biloba on dementia: An overview of systematic reviews」. Journal of Ethnopharmacology (2017). PMID: 27940086.〔被験: 標準化抽出エキス(系統的レビュー)〕
- Spiegel R, et al.「Ginkgo biloba extract EGb 761 alleviates neurosensory symptoms in patients with dementia: a meta-analysis of treatment effects on tinnitus and dizziness in randomized, placebo-controlled trials」. Clinical Interventions in Aging (2018). PMCID: PMC6005330.〔被験: 標準化抽出エキス EGb761(耳鳴り・めまい、メタ解析)〕
- Sokolova L, et al.「Treatment of Vertigo: A Randomized, Double-Blind Trial Comparing Efficacy and Safety of Ginkgo biloba Extract EGb 761 and Betahistine」. International Journal of Otolaryngology (2014). PMID: 25057270.〔被験: 標準化抽出エキス EGb761(めまい)〕
最終確認:2026年5月26日