枸杞葉茶(クコヨウ・クコ葉)ノンカフェイン ── 古来「天精草」と呼ばれたクコの葉を、一杯のお茶に
ほのかな甘さと、あとからふわりと広がる軽い苦味。枸杞葉茶(クコ葉茶)は、ゴジベリーでおなじみのクコの木の若葉から作られるノンカフェインのお茶です。古くから「天精草」の名で親しまれ、春から初夏にかけての養生茶として、季節を感じながらゆっくり味わっていただきたい一杯です。
こんな方に選ばれています
- ノンカフェインのお茶を日常に取り入れたい方
- クコの実(ゴジベリー)が好きで、葉のお茶にも興味がある方
- 春から初夏にかけて、季節の養生茶を楽しみたい方
- 苦味のある本格的な薬草茶の風味を楽しみたい方
読みたいところから
枸杞葉茶の味わい ── ほのかな甘みと、軽やかな苦味
湯を注ぐと、青草を思わせるさわやかな香りがふわりと立ちのぼります。口に含むと、まず微かな甘みが広がり、そのあとを追うように軽い苦味が顔を出します。ほんのりとイグサに似た独特の風味があり、後味にかすかな渋みが残ります。好みが分かれる個性的な味わいですので、なつめや枸杞子など甘みのある素材、あるいはほうじ茶やはと麦茶とブレンドすると、ぐっと飲みやすくなります。
枸杞葉茶とは ── 由来と特徴
枸杞葉(クコヨウ)は、ナス科のクコ(Lycium chinense Mill.)またはナガバクコ(Lycium barbarum L.)の若い茎葉を用いた素材です。同じ植物の赤い実は「枸杞子(クコの実)」、近年は「ゴジベリー」の名でスーパーフードとしても親しまれていますが、その若葉もまた、古くからお茶や食材として暮らしに取り入れられてきました。
中国では「天精草(てんせいそう)」という雅やかな別名で呼ばれ、春に芽吹く若葉が珍重されてきました。日本でも各地でクコは身近な植物として知られ、春の若芽は山菜として、乾燥させた葉はお茶として親しまれてきた歴史があります。なお、クコの葉にはルチンやベタインといった成分が含まれることが知られています。
枸杞葉が歩んできた道 ── 民間利用の歴史と当店の考え
実が「ゴジベリー」として一躍有名になった一方で、クコの葉は長いあいだ、産地の暮らしのなかで静かに親しまれてきました。ここでは、枸杞葉がたどってきた道のりを、文献や各地の記録からご紹介します。
明・1596年「天精草」という名の由来
クコの葉が「天精草(てんせいそう)」と呼ばれるようになった由来は、明代の本草書『本草綱目』の記述にさかのぼります。著者・李時珍は、クコが季節ごとに採れる部位を変えて利用され、それぞれが異なる名で呼ばれてきたことを書きとめています。
春は葉を采りて天精草と名づけ、夏は花を采りて長生草と名づく。
── 『本草綱目』(明・李時珍)に伝わる枸杞の四季の名
秋は実を采りて枸杞子と名づけ、冬は根を采りて地骨皮と名づく。
このように、クコは葉・花・実・根が季節ごとに名を変え、それぞれが利用されてきました。春に芽吹く若葉「天精草」は、なかでも春の養生の素材として親しまれてきたものです。当店でも、この古くからの呼び名にちなみ、春から初夏の一杯として枸杞葉茶をご紹介しています。
日本の「延命茶」
日本では古くから、クコの葉を煎じたお茶が「延命茶(えんめいちゃ)」の名で各地の民間に伝えられてきました。クコ全体(葉・実・根)にまつわる長寿の言い伝えとともに、自家製のお茶として親しまれてきた歴史があります。
春の食卓に ── 日本と中国の若芽利用
日本では春の若芽を摘んで、おひたしや天ぷら、炊き込みご飯として味わう地域があります。中国南方の広東・広西などでは、クコの若葉を「春の養生野菜」として、スープ(煲湯)や炒め物に用いる食習慣が今も根づいています。
実・花・根との関係
同じクコの木から、春は葉、秋は赤い実(枸杞子)、そして根の皮(地骨皮)と、部位ごとに異なる素材が得られます。枸杞子は甘く滋養の素材として、地骨皮は別の生薬として、それぞれ古くから利用されてきました。葉は、そのなかでも涼やかな性質をもつ素材として位置づけられています。
こうした記録はいずれも、クコの葉が長い時間をかけて暮らしのなかで親しまれてきたことを物語っています。当店では枸杞葉を食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。歴史や文化の背景を知ったうえで、日々のお茶として気軽にお楽しみいただければ幸いです。
漢方における枸杞葉茶の位置づけ
ここからは、漢方理論における枸杞葉の位置づけをご紹介します(食品としての効能効果を示すものではありません)。漢方では、枸杞葉は実である枸杞子よりも涼やかな性質をもつ素材として捉えられてきました。
四気(性)
涼
りょう
五味
苦甘
くかん
帰経
肝、脾、腎
かん・ひ・じん
漢方理論では、枸杞葉は清熱明目(せいねつめいもく)や補虚(ほきょ)の範疇に分類されてきました。同じクコの実(枸杞子)が「補う」性質に重きを置くのに対し、葉は涼性をあわせもつ点が特徴とされ、のぼせやすい方の養生素材として古典に記されています。なお帰経については、肝・脾・腎とする説のほか、心・肺を加える説など、文献によって幅があります。
なお、同じクコの木の赤い実は「枸杞子(くこし)」として、根の皮は「地骨皮(じこっぴ)」として、それぞれ独立した生薬に分類されます。枸杞子は菊花と組み合わせた杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)などの古典処方に配合されてきました。葉・実・根がそれぞれ異なる扱いを受けてきたことは、クコという植物の奥行きを物語っています。
枸杞葉茶のおいしい淹れ方
基本
枸杞葉 3〜5gを急須やティーポットに入れ、沸騰したお湯を約400ml注ぎます。3〜5分ほど蒸らしてからお召し上がりください。2煎目以降もお楽しみいただけます。
煮出し
水600mlと枸杞葉 5〜10gを鍋に入れ、沸騰後は弱火で10〜15分ほど煮出します。より濃厚な風味を引き出したいときにおすすめです。
アイス
基本の分量で少し濃いめに淹れ、氷をたっぷり入れたグラスに注ぎます。暑い季節に、すっきりとした口あたりでお楽しみいただけます。
商品情報
- 品名
- 枸杞葉(くこよう)
- 内容量
- 60g(目安:約12〜20杯分)
- 形態
- リーフ(刻み)
- 原産地
- 中国
- カフェイン
- 含まない(ノンカフェイン)
- 価格
- 600円(税込)
実だけでなく、葉にもクコの魅力は受け継がれています。古来「天精草」と呼ばれた一杯を、まずは気軽に試してみてください。
妊娠中の方、授乳中の方は、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。
枸杞葉茶のよくある質問
枸杞葉茶(クコ葉茶)にカフェインは入っていますか?
カフェインは含まれていません。ノンカフェインですので、時間帯を気にせずお飲みいただけます。
クコの実(ゴジベリー)とクコの葉は、どう違いますか?
同じクコの木の「実」と「葉」です。漢方理論では、実(枸杞子)は甘く補う性質に分類されるのに対し、葉は涼やかな性質をあわせもつ素材として分類されてきました。味わいも、実はフルーティーな甘み、葉はほのかな甘みと軽い苦味と異なります。のぼせやすい方や、実とは違った風味を楽しみたい方に葉が選ばれています。
どんな味ですか?飲みやすくする方法はありますか?
ほのかな甘さと軽い苦味、後味にかすかな渋みのある個性的な味わいです。単独でも楽しめますが、なつめや枸杞子などの甘みのある素材、またはほうじ茶やはと麦茶とブレンドすると、ぐっと飲みやすくなります。
ナス科のアレルギーがありますが、飲めますか?体質的な注意はありますか?
枸杞葉はナス科の植物です。ナス科にアレルギーのある方はご使用をお控えください。また、漢方理論では涼やかな性質をもつ素材とされるため、冷えが気になる方やお腹がゆるくなりやすい方は、量を控えめにし、ご自身の体調に合わせてお楽しみください。
妊娠中・授乳中でも飲めますか?
カフェインは含まれていませんが、枸杞葉は漢方理論で涼やかな性質をもつ素材とされます。妊娠中・授乳中の方は、念のため医師または薬剤師にご相談のうえでお召し上がりください。
クコの葉茶はどんなお茶ですか?
クコの葉は古来「延命茶(えんめいちゃ)」と呼ばれ、長寿の言い伝えとともに日常の健康茶として親しまれてきました。漢方では清熱・明目(せいねつ・めいもく)の範疇で語られる素材です(滋養強壮の語られ方は、主に果実である枸杞子に由来します)。伝統的な親しまれ方であり、効果を保証するものではありません。
目や血糖と結びつけて紹介されるのはなぜですか?
クコの葉に含まれるルチンやベタインなどの成分の一般的な認知から、生活習慣や目の健康を意識する方に話題にされることが多いためです。漢方でも「清熱明目(せいねつめいもく)」の範疇で語られます。あくまで一般的・伝統的な連想であり、効果を断定するものではありません。
送料はいくらですか?送料無料はありますか?
送料は配送地域によって異なり、ご注文手続きの画面で自動的に計算されます。商品を入力先住所とあわせてご確認ください。なお、合計15,000円(税込)以上のご購入で送料が無料になります。
注文してからどのくらいで発送されますか?
13時までにいただいたご注文は、当日中に発送いたします。ただし水曜・祝日は定休日のため、翌営業日以降の発送となります。また、臨時休業をいただく場合もございますので、お急ぎの際はあらかじめご了承ください。
返品・交換はできますか?
衛生上、お客様のご都合による返品・交換は承っておりません。ただし、破損・誤配送・品質異常など商品に不備があった場合は、商品到着後7日以内にご連絡いただければ、交換または返金にて対応いたします。
どのような支払い方法が使えますか?
各種クレジットカード(VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club)と、コンビニ決済がご利用いただけます。
相性のよい組み合わせ
枸杞葉茶は、ほのかな甘みのあとに軽い苦味と青草のような風味が広がる、個性的な一杯です。甘みのある素材や香ばしい素材と合わせると、ぐっと親しみやすい味わいに整います。当店で取り扱う、相性のよい素材をご紹介します。
枸杞の実(クコの実・枸杞子・ゴジベリー)
同じクコの木の葉と実を合わせた一杯。乾燥果実由来のやさしい甘みとほのかな甘酸っぱさが、葉のイグサ様の青い風味と軽い苦味をやわらげ、まろやかで親しみやすい味わいに整えます。漢方理論では、葉の涼やかさと実の滋養が補い合い、清熱明目・補虚の方向で穏やかに調和すると考えられてきた取り合わせです。
枸杞の実(クコの実)茶の商品ページを見る →なつめ(大棗)
なつめの自然でまろやかな甘みが、枸杞葉の軽い苦味と青草系の個性をやさしく包み、ほっと落ち着く一杯にまとめます。麦茶を思わせる香ばしさとドライフルーツのような甘い香りも魅力です。漢方理論では、涼やかな枸杞葉に甘・温のなつめを添えることで、全体がやわらかく整い、補虚と養生の方向で穏やかに重なると伝えられてきました。
なつめ(大棗)茶の商品ページを見る →焙じはとむぎ(ヨクイニン・薏苡仁)
焙じはとむぎの香ばしさを土台に加えると、枸杞葉の青々しい香りが素朴なアクセントとなり、ぐっと親しみやすい味わいになります。ポップコーンやきな粉を思わせる焙煎香が、ノンカフェインらしい穏やかな飲み口を支えます。漢方理論では、枸杞葉(清熱明目)とはとむぎ(健脾・利水滲湿)は、はとむぎ・なつめ・くるみとの薬膳ブレンドにも展開しやすい、脾をいたわる相性をもつと捉えられてきました。
焙じはとむぎ茶の商品ページを見る →本品は天然の植物を原料としているため、収穫時期やロットにより、葉の色・大きさ・香りに多少のばらつきが生じることがあります。また、製造工程で十分に管理しておりますが、原料由来の茎や葉の小片などがごくまれに含まれる場合があります。品質上の問題はございませんが、気になる場合は取り除いてお召し上がりください。
漢方薬局 下田康生堂
千葉県富里市日吉台4-9-11
TEL:0476-22-4160
監修:薬剤師・国際中医専門員 下田健一郎
参考文献
- 中医世家「枸杞葉(枸杞叶)」(中医典籍データベース)
- 北京中医薬大学博物館「天精草-枸杞葉」
- 熊本大学薬学部 薬用植物園 薬用植物データベース「クコ」
- 東邦大学薬学部附属薬用植物園「クコ」
- 広東省中医薬局「益精明目——枸杞葉」
最終確認:2026年5月29日