薄荷葉茶(ハッカヨウ・ハッカ)ノンカフェイン ── スーッと広がる清涼感、漢方の薄荷を一杯のお茶に
湯を注いだ瞬間、スーッと立ちのぼる爽やかな香り。薄荷葉(ハッカヨウ)のお茶は、中国で古くから代茶飲として親しまれてきた芳香性のお茶で、清涼感のある辛味とほのかな苦味が、ホットでもアイスでもすっきりと楽しめます。
こんな方に選ばれています
- 仕事や勉強の合間に、気持ちをすっきり切り替えたい方
- 食後にさっぱりとした一杯を取り入れたい方
- ハーブティーがお好きで、和漢の「薄荷(ハッカ)」に興味がある方
- ホットでもアイスでも飲める、ノンカフェインのお茶をお探しの方
読みたいところから
薄荷葉茶の味わい ── スーッと広がる爽快な清涼感
淹れたお茶は淡い黄緑色。蓋を開けた瞬間から、ハッカ特有のすっきりとした香りが立ちのぼります。口に含むと、まずメントール由来の清涼感が舌の上に広がり、続いてほのかな辛味とかすかな苦味が感じられます。爽快感のある味わいで万人受けしやすく、冷やしてアイスにしてもおいしくお召し上がりいただけます。
薄荷葉茶とは ── 由来と特徴
薄荷(ハッカ)は、シソ科ハッカ属に分類される多年草の地上部を乾燥させた生薬です。日本では「ハッカ」、英語圏では「ミント」の名で広く知られていますが、漢方で用いる薄荷は、一般的なペパーミント(Mentha × piperita)とは基原植物が異なります。日本薬局方ではハッカ Mentha canadensis L.、中国薬典では薄荷 Mentha haplocalyx Briq. が規定されており、日本の在来ハッカはメントールの含量が高く、力強い清涼感をもつとされます。
主な産地は中国の江蘇省・安徽省など江南地方です。日本でも明治以降、北海道がハッカ栽培の一大産地として知られました。古くより数多くの本草書に収載され、日本薬局方にも「ハッカ」として記載される歴史ある素材で、加味逍遙散・防風通聖散・川芎茶調散など、現在も多くの漢方処方に配合されています。
薄荷が歩んできた道 ── 民間利用の歴史と当店の考え
薄荷は、中国で「薬食両用」の代表的な素材とされ、また日本では北海道を中心とした栽培の歴史とともに、暮らしの中で長く親しまれてきました。ここでは、各地に伝わる使われ方の一端をご紹介します。
唐代(7世紀)口の中をさっぱりと ── 「口気を香しくする」記録
薄荷を口腔の清涼や口臭ケアに用いる習慣は古く、唐代の食養生の書にもその記述が見られます。
却腎気
── 『千金・食治』(唐・孫思邈)
令人口気香
口に含んで口中をさわやかにする──現代のミント系の製品にも通じる使われ方が、千年以上前の文献にすでに書き留められていたことになります。
日本 ── 北海道ハッカと暮らしの中の薄荷
明治以降、北海道はハッカ(薄荷)栽培の一大産地として発展し、ハッカ油や乾燥葉が、夏場の暑気払い・虫除け・芳香性の健胃素材として全国で親しまれてきました。日本薬局方にも「ハッカ」として収載され、薬局で扱われてきた歴史があります。
中国・アジア ── 夏の「代茶飲」として
中国、特に主産地である江南地方では、夏の暑さ対策やリフレッシュを目的に、薄荷を単味で、あるいは菊花や金銀花と合わせて「代茶飲(だいちゃいん=お茶代わりの飲みもの)」として楽しむ文化が根づいています。
こうした各地の使われ方は、いずれも薄荷の爽やかな芳香と清涼感を、暮らしの中に取り入れてきた工夫といえます。当店では薄荷葉茶を食品としてお届けしており、特定の効能効果を謳うものではありません。
漢方における薄荷葉茶の位置づけ
ごく簡単に言えば、漢方の世界で薄荷は「涼やかな性質をもち、頭や目、咽喉に関わる場面で用いられてきた芳香性の素材」です。以下に、もう少し詳しい分類を記します。
四気(性)
涼
りょう
五味
辛
しん
帰経
肺・肝
はい・かん
漢方では辛涼解表薬(しんりょうげひょうやく)、すなわち発散風熱薬に分類される生薬です。代表的な働きとしては、疏散風熱(そさんふうねつ)──風熱の邪を体表から発散させる範疇、清利頭目(せいりずもく)──頭や目に関わる処方に用いられる範疇に位置づけられています。さらに肝経に帰経することから疏肝行気(そかんこうき)の範疇にも分類され、逍遙散や加味逍遙散といった疏肝の処方にも配合されてきました。咽喉に関わる場面では利咽透疹(りいんとうしん)の範疇に入る素材とされています。
なお、同じ薄荷でも、葉を中心とした地上部(薄荷葉)は発汗・発散の働きに優れるとされる一方、茎の部分(薄荷梗〔はっかこう〕)は気のめぐりを整える「行気和中」に偏るとされ、漢方では用いる部位によって役割を使い分けてきました。
薄荷葉茶のおいしい淹れ方
基本(ホット)
薄荷葉2〜5gを急須やティーポットに入れ、沸騰したお湯を200〜300ml注ぎます。蓋をして3〜5分蒸らしてからお召し上がりください。揮発性の芳香成分が豊富なため、蓋をして蒸らすのがポイントです。芳香成分が飛びやすいので、長時間の煮出しは避け、淹れたら早めにお飲みください。
アイス
やや多めの茶葉(4〜5g程度)で濃いめに淹れ、氷をたっぷり入れたグラスに注ぎます。暑い季節にぴったりの、すっきりとした清涼感をお楽しみいただけます。
商品情報
- 品名
- 薄荷葉(はっかよう)
- 内容量
- 50g(目安:約10〜25杯分)
- 形態
- 茶葉(刻み)
- 原産地
- 中国
- カフェイン
- 含まない(ノンカフェイン)
- 価格
- 500円(税込)
薄荷葉ならではのスーッと爽やかな味わいを、日々の暮らしのリフレッシュに。まずは一杯、お試しください。
妊娠中の方、授乳中の方は、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。
薄荷葉茶のよくある質問
薄荷葉茶はカフェインを含みますか?
薄荷葉茶はノンカフェインです。茶葉(チャノキ)ではなく、シソ科の薄荷(ハッカ)の地上部を用いているため、カフェインを含みません。カフェインを気にせずお楽しみいただけます。ただし薄荷には芳香成分による覚醒(提神)作用があるとされるため、就寝直前の多量の摂取はお控えいただくと安心です。
ペパーミントティーと薄荷茶は同じですか?
基原植物が異なります。一般にペパーミントティーに使われるペパーミント(Mentha × piperita)と、漢方で用いられる薄荷(Mentha haplocalyx/Mentha canadensis)は別の植物で、含有成分のバランスにも違いがあります。当店の薄荷葉は、漢方で伝統的に用いられてきた品種です。
薄荷茶はどんなときに飲まれていますか?
民間では、気分転換やすっきり感を期待して、仕事や勉強の合間、食後などに薄荷茶を飲む習慣が古くからあります。ただし当店では食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。漢方理論では、薄荷は疏散風熱・清利頭目に分類される素材です。爽やかな清涼感を、味わいとしてお楽しみください。
妊娠中・授乳中でも飲めますか?
薄荷は漢方では妊婦・授乳婦に対して慎用とされています。動物実験で子宮を刺激する作用などが報告されているため、妊娠中の方、授乳中の方は、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。
食後の口直しや口中スッキリに使われてきたと聞きました。
唐代の《千金・食治》には「令人口気香(口中をさわやかにする)」とあり、薄荷は古くから食後の口中の清涼に親しまれてきました。食後にさっぱりとした一杯としてもお楽しみいただけます。あくまで伝統的な親しまれ方です。
夏に冷やして飲んでもよいですか?
薄荷は涼性の素材で、中国江南地方では夏の暑さ対策やリフレッシュを目的とした代茶飲として親しまれてきました。アイスでもおいしくお飲みいただけます。
送料はいくらですか?送料無料はありますか?
送料は配送地域によって異なり、ご注文手続きの画面で自動的に計算されます。商品を入力先住所とあわせてご確認ください。なお、合計15,000円(税込)以上のご購入で送料が無料になります。
注文してからどのくらいで発送されますか?
13時までにいただいたご注文は、当日中に発送いたします。ただし水曜・祝日は定休日のため、翌営業日以降の発送となります。また、臨時休業をいただく場合もございますので、お急ぎの際はあらかじめご了承ください。
返品・交換はできますか?
衛生上、お客様のご都合による返品・交換は承っておりません。ただし、破損・誤配送・品質異常など商品に不備があった場合は、商品到着後7日以内にご連絡いただければ、交換または返金にて対応いたします。
どのような支払い方法が使えますか?
各種クレジットカード(VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club)と、コンビニ決済がご利用いただけます。
相性のよい組み合わせ
薄荷葉茶は単味でも十分に楽しめますが、他の素材と合わせると、また違った表情を見せてくれます。当店で扱う素材の中から、相性のよい組み合わせをご紹介します。
野菊花
野菊花の花の香りに薄荷の清涼感が重なり、ほろ苦さがすっきりと引き締まった爽やかな味わいになります。古典『桑菊飲』に通じる定番で、清利頭目の薄荷と清熱・平肝の菊類が頭目をすっきりさせる方向で重なる取り合わせです。
野菊花の商品ページを見る →薔薇茶(マイカイカ・玫瑰花)
薄荷を薔薇と合わせると花の華やかさに清涼感が加わり、見た目も香りも華やかで飲みやすい一杯に仕上がります。疏肝行気の薄荷と理気解鬱の薔薇は、ともに気の巡りを整える理気の方向で穏やかに相乗する取り合わせです。
薔薇茶の商品ページを見る →柿の葉
柿の葉の穏やかな渋みと甘みのベースに薄荷の清涼感を添えると、すっきり爽やかな後味の飲みやすい一杯になります。清利頭目・疏散風熱の薄荷と清肺・生津止渇の柿の葉は、ともに涼やかな養生の方向で穏やかに調和する取り合わせです。
柿の葉茶の商品ページを見る →
漢方薬局 下田康生堂
千葉県富里市日吉台4-9-11
TEL:0476-22-4160
監修:薬剤師・国際中医専門員 下田健一郎
参考文献
- 中国医薬信息査詢平台「薄荷」
- 中医世家「薄荷」
- 医砭「常用中薬 薄荷」
- 東京生薬協会「ハッカ/新常用和漢薬集」
- 熊本大学薬学部薬用植物園データベース「ハッカ」
- 日本薬学会「ハッカ」
最終確認:2026年5月29日
参考文献(成分・近縁素材に関する研究)
※以下は本品の配合素材・成分・近縁植物等に関する研究であり、本品(食品)の効能効果を示すものではありません。被験対象・剤形(抽出物・別種・外用等)は本品と異なる場合があります。下記の研究はいずれも腸溶性ペパーミント油(カプセル)・精油が対象で、本品の茶葉そのものではありません。
- Ingrosso MR, et al. 「Systematic review and meta-analysis: efficacy of peppermint oil in irritable bowel syndrome」. Alimentary Pharmacology & Therapeutics (2022). PMID: 35942669.
- Alammar N, et al. 「The impact of peppermint oil on the irritable bowel syndrome: a meta-analysis of the pooled clinical data」. BMC Complementary and Alternative Medicine (2019). PMID: 30654773.
- Maghami M, et al. 「The effect of aromatherapy with peppermint essential oil on nausea and vomiting after cardiac surgery: A randomized clinical trial」. Complementary Therapies in Clinical Practice (2020). PMID: 32891278.