ギムネマ茶(ギムネマ・シルベスタ)ノンカフェイン ── 「砂糖を壊すもの」の名をもつインド伝承のハーブ
インドで「グルマール(砂糖を壊すもの)」と呼ばれてきたハーブ、ギムネマ・シルベスタ。口にすると甘味がふっと感じにくくなる不思議な特性と、力強い苦味が持ち味です。食後のひとときや、気分を切り替えたいときの一杯にどうぞ。
こんな方に選ばれています
- 食後にすっきりとした苦味のお茶を取り入れたい方
- ノンカフェインで食事どきのお供になるハーブティーを探している方
- インドのハーブやアーユルヴェーダ由来の素材に興味がある方
- 「砂糖を壊すもの」と呼ばれる不思議な味わいを体験してみたい方
読みたいところから
ギムネマ茶の味わい ── 力強い苦味と、不思議な甘味抑制
お湯を注ぐと、薄い黄緑色の水色(すいしょく)が広がります。まず鼻に届くのは青々しい草の香り。口に含むと、重厚な苦味と渋味がしっかりと広がります。苦味の強さはかなりのもので、甘さや華やかさとは対極にある、骨太な味わいです。
そして最大の特徴が、飲んだ直後に甘いものを口にすると、甘味だけがふっと感じにくくなること。チョコレートや砂糖を食べても、甘味が後ろに退き、ほかの味覚だけが残るという不思議な体験ができます。この変化は15分〜数十分ほどで自然に戻ります。
ギムネマ茶とは ── 由来と特徴
ギムネマ・シルベスタ(Gymnema sylvestre)は、ガガイモ科に属するつる性の植物です。和名はホウライアオカズラ。インドや東南アジア、中国南部の熱帯・亜熱帯地域に自生し、茶として使うのは主に葉の部分です。
インドでは「グルマール(Gurmar)」── 砂糖を壊すもの ── という名で古くから親しまれ、伝統医学アーユルヴェーダにおいて2000年以上にわたり用いられてきた歴史を持ちます。中国南部でも匙羹藤(しこうとう)の名で本草書に記載がありますが、中国での生薬としての利用は限定的です。当店のギムネマ茶は、インド産の原型(葉をそのまま乾燥させたもの)を使用しています。
ギムネマが歩んできた道 ── 民間利用の歴史と当店の考え
ギムネマは、インドを中心に長い歴史を歩んできた素材です。ここでは、文化圏ごとに伝わるギムネマの使われ方をご紹介します。なお、以下は伝統的な使われ方の記録であり、当店が効能効果を主張するものではありません。
古代インド〜アーユルヴェーダと「グルマール」
ギムネマはインドの伝統医学アーユルヴェーダにおいて、2000年以上にわたり用いられてきたと伝えられる素材です。ヒンディー語では「グルマール(Gurmar)」── 文字どおり「砂糖を壊すもの」── と呼ばれてきました。葉を噛むと甘味を感じにくくなるという特性から、この名がついたと言い伝えられています。
「ギムネマ酸」の発見 ── 19世紀
19世紀末には、イギリスの化学者フーパー(D. Hooper)らによって、甘味を抑えるはたらきをもつ成分が研究され、「ギムネマ酸(gymnemic acid)」と名づけられました。古くからの言い伝えが、近代科学の関心を集めた一例として知られています。
中国南部での記録 ── 匙羹藤(しこうとう)
中国南部では、ギムネマは「匙羹藤」の名で本草書にわずかに記載が残されています。ただし、中国での生薬としての利用は限定的で、日本の漢方処方にも含まれていません。ギムネマはあくまでインドの伝統に根ざした素材です。
ギムネマはアーユルヴェーダで長い歴史を持つ素材であり、その伝統には敬意を払っています。しかしながら、伝統的な使われ方がそのまま現代の食品の効能を意味するわけではありません。当店ではギムネマ茶を食品として販売しており、特定の症状や疾病に対する効能効果を謳うものではありません。素材そのものの味わいや香りを、日々の暮らしの中でお楽しみいただければ幸いです。
漢方におけるギムネマ茶の位置づけ
ギムネマは日本の漢方処方には含まれず、中国南部の本草書にわずかに記載がある民間薬という位置づけです。むしろインドの伝統医学アーユルヴェーダで2000年以上用いられてきた素材として知られています。以下に、中国本草での分類を参考として記します。
四気(性)
平
へい
五味
苦
く
帰経
記載なし
―
中国の本草書では、ギムネマ(匙羹藤)は祛風止痛(きょふうしつう)── 風湿による痛みに関わる範疇と、解毒消腫(げどくしょうしゅ)── 腫れや毒に関わる範疇に分類されてきました。ただし、これは中国南部の民間薬としての記録であり、日本の漢方処方には含まれていません。なお、これらは伝統的な漢方理論上の分類であり、特定の効能効果を示すものではありません。
ギムネマ茶のおいしい淹れ方
急須で淹れる
ギムネマ約3gを急須やティーポットに入れ、沸騰したお湯を約300ml注ぎ、3〜5分蒸らしてからお召し上がりください。苦味が強いと感じる場合は、蒸らし時間を短めにすると飲みやすくなります。
煮出す
ギムネマ約3gを小鍋ややかんに入れ、水約300mlを注ぎます。沸騰したらとろ火にし、5分ほど煮出してください。しっかりとした苦味を楽しみたいときは、やや長めに煮出します。
アイス
急須または煮出しで濃いめに淹れたものを、氷を入れたグラスに注ぎます。冷やすと苦味がやや穏やかに感じられ、すっきりと飲めます。
商品情報
- 品名
- ギムネマ(ギムネマ・シルベスタ)
- 内容量
- 80g(目安:約26杯分)
- 形態
- 原型(葉を乾燥させたもの)
- 原産地
- インド
- カフェイン
- 含まない(ノンカフェイン)
- 価格
- 750円(税込)
「砂糖を壊すもの」と呼ばれる、ギムネマの不思議な味わい。食後の一杯や、気分を切り替えたいときのお供に、ぜひ一度お試しください。
妊娠中の方、授乳中の方は、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。
糖尿病などで治療を受けている方、お薬を服用中の方は、ご使用前に主治医・薬剤師にご相談ください。
ギムネマ茶のよくある質問
ギムネマ茶はどんな方に親しまれているお茶ですか?
ギムネマはインドのアーユルヴェーダで「砂糖を壊すもの(グルマール)」として2000年以上用いられてきた素材です。民間では、甘いものや糖質が気になる方の毎日の習慣として親しまれてきました。伝統的な親しまれ方であり、効果を保証するものではありません。
ギムネマ茶にカフェインは入っていますか?
ギムネマ茶はノンカフェインです。カフェインを含まないため、夜のひとときや食後の一杯としても、時間を選ばず気軽にお楽しみいただけます。
ギムネマ茶を飲むと甘いものの味が変わるのですか?
ギムネマの葉に含まれるギムネマ酸という成分が、舌の甘味を感じる部分に一時的に作用するため、飲んだあとしばらくは甘味を感じにくくなることがあります。苦味・酸味・塩味には影響しないとされ、この変化は15分〜数十分ほどで自然に戻ります。
ギムネマ茶はダイエットによいのですか?
民間ではダイエットや糖分が気になる方の習慣として飲まれることがありますが、当店では食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。味わいや香りを楽しむ一杯としてお飲みください。
苦くて飲みにくいのですが、おいしく飲む方法はありますか?
蒸らし時間を短めにするだけでも苦味はやわらぎます。また、桑の葉茶を合わせると角がとれてまろやかに、焙じはとむぎを少し加えると香ばしさが苦味を包み込み、ぐっと飲みやすくなります。冷やしてアイスにするのもおすすめです。
妊娠中・授乳中でも飲めますか?
ギムネマ茶はノンカフェインですが、妊娠中・授乳中の方は念のため、ご使用前にかかりつけの医師または薬剤師にご相談ください。また、糖尿病などで治療を受けている方やお薬を服用中の方も、事前に主治医・薬剤師にご相談ください。
送料はいくらですか?送料無料はありますか?
送料は配送地域によって異なり、ご注文手続きの画面で自動的に計算されます。商品を入力先住所とあわせてご確認ください。なお、合計15,000円(税込)以上のご購入で送料が無料になります。
注文してからどのくらいで発送されますか?
13時までにいただいたご注文は、当日中に発送いたします。ただし水曜・祝日は定休日のため、翌営業日以降の発送となります。また、臨時休業をいただく場合もございますので、お急ぎの際はあらかじめご了承ください。
返品・交換はできますか?
衛生上、お客様のご都合による返品・交換は承っておりません。ただし、破損・誤配送・品質異常など商品に不備があった場合は、商品到着後7日以内にご連絡いただければ、交換または返金にて対応いたします。
どのような支払い方法が使えますか?
各種クレジットカード(VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club)と、コンビニ決済がご利用いただけます。
相性のよい組み合わせ
骨太な苦味と渋味が持ち味のギムネマ茶は、ほかの素材と合わせると驚くほど飲みやすくなります。当店で扱う茶葉のうち、特に相性のよい組み合わせをご紹介します。
桑の葉茶(クワノハ・桑葉)
クセが少なく、緑茶を思わせるやさしい風味とほのかな甘みをもつ桑の葉茶。ギムネマの強い苦味・渋味をまろやかに包み込み、すっきりとした飲み口に整えてくれます。桑葉は清肺潤燥・平肝明目の穏やかな素材とされ、骨太なギムネマの角をやわらげながら、日々の養生茶として取り入れやすい一杯に寄り添います。どちらもノンカフェインです。
桑の葉茶の商品ページを見る →グァバ葉茶(グァバヨウ・バンジロウ)
すっきりとした渋みと、ハッカを思わせる清涼感が持ち味のグァバ葉茶。ギムネマの重たい渋味をバランスよくまとめ、後味を軽やかに引き締めてくれます。燥湿健脾の穏やかな素材とされるグァバ葉と、植物的な苦渋味のギムネマは、ともにすっきりとした養生茶として全体を心地よく整える相性です。食事にも寄り添います。
グァバ葉茶の商品ページを見る →焙じはとむぎ(ヨクイニン・薏苡仁)
ポップコーンや炒り豆を思わせる香ばしい焙煎香と、穀物のほのかな甘みが魅力の焙じはとむぎ。少し加えると、その香ばしさがギムネマの強い苦味をやさしく包み込み、ぐっと飲みやすくなります。脾胃をいたわる健脾の素材とされ、穀物の甘みとコクで個性の強いギムネマの脇を穏やかに支えてくれます。香ばしさで苦味をやわらげたい方におすすめです。
焙じはとむぎの商品ページを見る →本品は天然の植物を原料としているため、収穫時期やロットにより、葉の色・大きさ・香りに多少のばらつきが生じることがあります。また、製造工程で十分に管理しておりますが、原料由来の茎や葉の小片などがごくまれに含まれる場合があります。品質上の問題はございませんが、気になる場合は取り除いてお召し上がりください。
漢方薬局 下田康生堂
千葉県富里市日吉台4-9-11
TEL:0476-22-4160
監修:薬剤師・国際中医専門員 下田健一郎
参考文献
- 中華本草編委会編『中華本草』上海科学技術出版社(匙羹藤の項)
- 林龍ほか「匙羹藤药理作用研究进展」大連医科大学(2012)
- 佐倉ハーブ園(常盤薬品)「ギムネマ・シルベスタ」
- わかさの秘密(わかさ生活)「ギムネマ」
最終確認:2026年5月30日
参考文献(成分・近縁素材に関する研究)
※以下は本品の配合素材・成分・近縁植物等に関する研究であり、本品(食品)の効能効果を示すものではありません。被験対象・剤形(抽出物・別種・外用等)は本品と異なる場合があります。
- Devangan S, et al. 「The effect of Gymnema sylvestre supplementation on glycemic control in type 2 diabetes patients: A systematic review and meta-analysis」. Phytotherapy Research (2021). PMID: 34467577.
- Zamani M, et al. 「The effects of Gymnema Sylvestre supplementation on lipid profile, glycemic control, blood pressure, and anthropometric indices in adults: A systematic review and meta-analysis」. Phytotherapy Research (2023). PMID: 36580574.
- Turner S, et al. 「Consuming Gymnema sylvestre Reduces the Desire for High-Sugar Sweet Foods」. Nutrients (2020). PMID: 32290122.