紅花茶(ベニバナ茶)とは|味・淹れ方・漢方の視点から解説

紅花茶(コウカ・ベニバナ)ノンカフェイン ── 美しい黄金色と香ばしさ、めぐりの花のお茶

紅花(ベニバナ)の花弁をそのまま乾燥させた、ノンカフェインのお茶です。お湯を注ぐと透きとおった黄金色が広がり、ほうじ茶やそば茶に似た香ばしさと、ほのかな甘みが楽しめます。

こんな方に選ばれています

  • ノンカフェインで夜も安心して飲めるお茶を探している方
  • ほうじ茶やそば茶のような香ばしい風味が好きな方
  • 季節の変わり目に、体のめぐりや温まりを気にかけたい方
  • 花のお茶を毎日の習慣に取り入れてみたい方
読みたいところから

紅花茶の味わい ── 透きとおる黄金色と、ほうじ茶のような香ばしさ

カップに注いだ紅花茶の透きとおった黄金色
お湯を注ぐと広がる、紅花茶の澄んだ黄金色

お湯を注いだ瞬間、紅花の花弁から色素が溶け出し、澄んだ黄金色が広がります。見た目にも美しいお茶です。香りはほうじ茶やそば茶に通じる香ばしさがあり、口に含むとほのかな甘みが感じられます。花弁そのものの香りはお茶にするとやわらかくなり、すっきりと飲みやすい味わいに仕上がります。

紅花茶とは ── 由来と特徴

乾燥させた紅花の花弁
紅花(コウカ)── キク科ベニバナの管状花

紅花は、キク科のベニバナ(学名 Carthamus tinctorius L.)の管状花(花冠)を乾燥させた生薬で、漢方では「コウカ」と呼ばれます。古くは中国の医書に「紅藍花」、日本では「末摘花(すえつむはな)」の名でも知られてきました。よく混同される高価なサフラン(蔵紅花)はアヤメ科のまったく別の植物で、本品(草紅花)とは基原も香りも異なります。

日本では古くから紅色の染料や口紅の原料として珍重され、江戸時代には山形県の最上地方が一大産地として栄えました。花弁から採れる紅は、布や紅(べに)として人々の暮らしを彩り、薬用としても親しまれてきた歴史があります。

紅花が歩んできた道 ── 民間利用の歴史と当店の考え

紅花は、染料・口紅・薬用と、さまざまな形で人々の暮らしを支えてきました。ここでは紅花が歩んできた道のりと、当店がどのように考えているかをご紹介します。

江戸時代最上紅花と「末摘花」の文化

紅花は山形県の県花であり、江戸時代には最上地方が全国有数の紅花産地として栄えました。摘み取った花からつくる紅は、京や江戸へと運ばれ、染め物や口紅の原料として大きな価値を持ちました。

花の先端を摘み取って利用することから、紅花は日本で「末摘花(すえつむはな)」とも呼ばれ、『源氏物語』の巻名にもその名が登場します。染めや化粧を通じて、人々は古くから紅花とともに暮らしてきました。

最古の記録「紅藍花酒」

紅花を用いた最も古い記録のひとつが、後漢時代の医書『金匱要略』に見える「紅藍花酒方」です。紅花を酒で煎じたもので、婦人の血の道の痛みに用いられたと伝えられています。紅花が古くから女性のための生薬として大切にされてきたことがうかがえます。

紅で染め、紅で装う

平安から江戸の時代にかけて、紅花で染めた襦袢や口紅は人々に親しまれました。紅を身につけると体が温まると言い伝えられ、染色に携わる人の手が温かくなるという経験談も残されています。色を楽しむ文化と養生の知恵が重なり合っていた様子がうかがえます。

中国の家庭で親しまれた「紅花油」

中国では紅花を用いた「紅花油」が、打ち身や捻挫の外用に使う家庭の常備薬として広く親しまれてきました。お茶として飲むだけでなく、暮らしのさまざまな場面で紅花が活用されてきたことがわかります。

このように紅花は、洋の東西を問わず長く人々の暮らしに寄り添ってきました。当店ではこうした伝統的な使われ方を尊重しつつ、紅花茶をあくまで食品として、味わいと香り、美しい黄金色を楽しんでいただくお茶としてお届けしています。

漢方における紅花茶の位置づけ

漢方では、紅花(コウカ)は次のような性質をもつ素材として位置づけられています。

四気(性)

おん

五味

しん

帰経

心、肝

しん・かん

漢方理論では、紅花は血のめぐりに働きかける「活血化瘀薬」のうち、月経に関わる「活血調経薬」の範疇に分類されます。辛味で温める性質をもち、古くから婦人の養生に用いられてきました。文献では、少量では穏やかに血を和し、多めに用いると滞りを散らすとされ、用い方によって働きが異なる点も特徴とされています。なお、これらは漢方理論における分類上の位置づけであり、当店では食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。

紅花茶のおいしい淹れ方

基本

紅花の花弁1〜3gを急須やティーポットに入れ、沸騰したお湯を300mlほど注ぎます。3〜5分ほど蒸らし、花弁が開いて黄金色が出たら飲み頃です。

煮出し

やかんに水500mlと紅花2〜3gを入れ、沸騰後に弱火で7〜8分ほど煮出します。色と香りがしっかり出た、こくのある味わいになります。

アイス

基本の分量でやや濃いめに淹れ、氷を入れたグラスに注ぎます。透きとおった黄金色がそのまま映え、見た目にも涼やかな一杯になります。

紅花茶 50gの商品写真

商品情報

品名
紅花(こうか)
内容量
50g(目安:約25〜50杯分)
形態
花弁(管状花)
原産地
中国
カフェイン
含まない(ノンカフェイン)
価格
850円(税込)

天保年間創業の漢方薬局 下田康生堂では、産地と等級を吟味した紅花をお届けしています。ノンカフェインで香ばしい、美しい黄金色のお茶を、日々の暮らしのひとときにお楽しみください。

紅花は漢方の文献において妊婦への使用が禁忌とされています。妊娠中の方は飲用をお控えください。また、月経過多の方、出血を伴う症状のある方、抗凝固薬を服用中の方、授乳中の方は、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。

紅花茶のよくある質問

紅花茶にカフェインは入っていますか?

紅花茶にカフェインは含まれていません。ノンカフェインですので、就寝前やカフェインを控えたい方にも気軽にお飲みいただけます。

サフラン(蔵紅花)と紅花は同じものですか?

別の植物です。紅花(コウカ)はキク科ベニバナの花弁を用いた生薬で、サフラン(蔵紅花)はアヤメ科サフランのめしべを用いたものです。基原となる植物も、香りも、価格帯も大きく異なります。当店の紅花茶はキク科の紅花を用いた、香ばしく飲みやすいお茶です。

紅花茶はめぐりや冷えによいのですか?

民間では冷え対策やめぐりを気にかけて紅花茶を飲む習慣が古くからありますが、当店では食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。漢方理論では紅花は活血通経の範疇に分類される素材です。味わいや香り、美しい黄金色をお楽しみいただく目的でお飲みください。

血液を固まりにくくする薬を飲んでいますが、紅花茶を飲んでも大丈夫ですか?

紅花は漢方で活血通経の範疇に分類される素材で、抗凝固薬(ワルファリンなど)を服用中の方は念のため注意が必要とされています。服薬中の方は、医師または薬剤師にご相談のうえでご判断ください。

紅花茶は妊娠中でも飲めますか?

紅花は漢方の文献において妊婦への使用が禁忌とされている素材です。妊娠中の方は飲用をお控えください。授乳中の方や服薬中の方も、医師または薬剤師にご相談のうえでご判断ください。

紅花茶はどんな悩みに親しまれてきたお茶ですか?

紅花(コウカ/ベニバナ)は漢方で「活血化瘀薬(かっけつかおやく)」に分類され、辛味・温性で血のめぐりに働きかける素材とされてきました。季節の変わり目に体のめぐりや温まりを気にかけたい方に親しまれています。伝統的な親しまれ方であり、効果を保証するものではありません。

女性の養生に用いられてきたと聞きました。

紅花は古くから婦人の養生に用いられ、「紅藍花酒(こうらんかしゅ)」など婦人の血の道の場面で用いられた記録があります。漢方では「活血調経(かっけつちょうけい)」の範疇で語られる素材です。あくまで伝統的な使われ方であり、効果を断定するものではありません。

送料はいくらですか?送料無料はありますか?

送料は配送地域によって異なり、ご注文手続きの画面で自動的に計算されます。商品を入力先住所とあわせてご確認ください。なお、合計15,000円(税込)以上のご購入で送料が無料になります。

注文してからどのくらいで発送されますか?

13時までにいただいたご注文は、当日中に発送いたします。ただし水曜・祝日は定休日のため、翌営業日以降の発送となります。また、臨時休業をいただく場合もございますので、お急ぎの際はあらかじめご了承ください。

返品・交換はできますか?

衛生上、お客様のご都合による返品・交換は承っておりません。ただし、破損・誤配送・品質異常など商品に不備があった場合は、商品到着後7日以内にご連絡いただければ、交換または返金にて対応いたします。

どのような支払い方法が使えますか?

各種クレジットカード(VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club)と、コンビニ決済がご利用いただけます。

相性のよい組み合わせ

紅花は単味でも楽しめますが、ほかの生薬と合わせると香りや甘み、彩りが加わり、より飲みやすくなります。当店で取り扱う、相性のよい組み合わせをご紹介します。

なつめ(大棗)

なつめのほんのりとした自然な甘みが加わり、紅花の香ばしさにハチミツのようなまろやかなコクが重なります。クセの少ないやさしい飲み口で、ノンカフェインどうし、就寝前のひとときにもほっと落ち着く一杯です。漢方では、めぐりを和す紅花と血を養うなつめが、ともに女性の養生に親しまれてきた取り合わせとされています。

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薔薇茶(マイカイカ・玫瑰花)

お湯を注いだ瞬間に立ちのぼる薔薇の華やかな芳香が、紅花の香ばしさと透きとおる黄金色に重なって、香りも見た目も上品な一杯に。気分を変えたいティータイムや、自分への小さなご褒美の時間にもおすすめです。漢方では、気血のめぐりと女性の養生に親しまれてきた花どうしの取り合わせとされています。

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枸杞の実(クコの実・枸杞子)

小さな赤い実を浮かべると、紅花の黄金色に紅色が映えて、見た目にも華やかな薬膳茶に。クコの実のやさしい甘みとほのかな果実味が加わり、マイルドな紅花がさらに飲みやすくなります。漢方では、めぐりに働く紅花と血を養うクコが穏やかに補い合う取り合わせとされています。実はそのままお召し上がりいただけます。

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本ページでご紹介している内容は、生薬の伝統的な使われ方や漢方理論に基づく情報であり、特定の疾病に対する効能効果を示すものではありません。食品として、日々の暮らしの中でお楽しみください。体調に不安のある方は、医師または薬剤師にご相談ください。
漢方薬局 下田康生堂 店舗外観

漢方薬局 下田康生堂

千葉県富里市日吉台4-9-11

TEL:0476-22-4160

監修:薬剤師・国際中医専門員 下田健一郎

参考文献

  1. 第十八改正日本薬局方「コウカ」
  2. 『中薬大辞典』(上海科学技術出版社)「紅花」の項
  3. 『中華本草』「紅花」の項
  4. ウチダ和漢薬「生薬の玉手箱【コウカ(紅花)】」
  5. 武田薬品工業 京都薬用植物園「ベニバナ」

最終確認:2026年5月28日