まむし粉末(反鼻)とは|飲み方・歴史・漢方の視点から解説

まむし粉末(マムシ・反鼻/蛇胆)古くから日本で親しまれてきた伝統食材を、飲みやすい粉末で

マムシは、日本各地で古くから食され、寒い季節の養生食材として親しまれてきました。良質なアミノ酸を含む動物性の伝統食材です。当店では、マムシの体の部分を乾燥・粉砕した「まむし粉末」をお届けしています。粉砕の際にご希望の方には、胆嚢の乾燥品「まむし肝」を一緒に混合することもできます。

こんな方に選ばれています

  • 日本の伝統食材を暮らしに取り入れたい方
  • 季節の変わり目に、昔ながらの養生を大切にされている方
  • 手軽に続けられる粉末タイプをお探しの方
読みたいところから

まむし粉末の特徴 ── 伝統食材を手軽に

まむし粉末の中身
当店にて丁寧に粉砕したまむし粉末

当店のまむし粉末は、マムシの体の部分(生薬名「反鼻」)を乾燥させ、丁寧に粉砕したものです。動物性食材ならではの風味がありますが、はちみつや水飴に混ぜたり、オブラートに包んだりすることで、無理なく続けていただけます。粉砕の際に、胆嚢の乾燥品「まむし肝」(1個1,500円)を一緒に混合することもできます。

まむしとは ── 由来と特徴

まむし
まむし

マムシ(学名: Gloydius blomhoffii)は、日本各地に生息するクサリヘビ科マムシ属の蛇です。生薬としては、体の部分を乾燥させた「反鼻(はんぴ)」と、胆嚢を乾燥させた「蛇胆(じゃたん)」の二つが知られています。同じマムシに由来しながら、この二つの部位は漢方理論上の分類がまったく異なる点が大きな特徴です。

日本ではマムシ酒や黒焼きなど、さまざまな形で各地の暮らしに根づいてきました。中国の古典本草書では祛風・解毒の分類で記載されていますが、日本では明治以降、滋養を願って食される食材として独自に広がりました。養命酒やユンケルなどの滋養ドリンク剤にも「ハンピチンキ」として配合されています。

まむしが歩んできた道 ── 民間利用の歴史と当店の考え

マムシは日本の各地で、古くから食材・民間の養生素材として利用されてきました。その歴史は、中国の本草書にまで遡ります。

後漢〜六朝時代本草書に残る蝮蛇の記録

中国の古典本草書『名医別録』には、蝮蛇(マムシの近縁種)の肉と胆の両方が下品(げぼん)に収載されています。

蝮蛇の肉を醇酒に醸して用いれば
癩疾・諸瘻・心腹痛を療じ、結気を下す

── 『名医別録』

蛇の肉と胆の両方が古典に出典をもつことは、マムシが古くから薬用動物として認識されてきたことを示しています。

伯州散 ── 島根に伝わる黒グスリ

マムシ・モクズガニ・鹿角を等量で黒焼きにし末とした「伯州散(はくしゅさん)」は、島根県(伯耆地方)で伝承されてきた民間の処方です。慢性的な化膿や排膿が思わしくないときに用いられてきたと伝えられています。

マムシ酒の文化

生きたまま、あるいは乾燥させたマムシを焼酎に浸漬して作る「マムシ酒」は、日本各地で親しまれてきた伝統的な薬酒です。寒い季節の養生として、長い間飲み継がれてきました。

日本での滋養利用の広がり

中国の伝統的な分類では祛風・解毒が本来の主用途ですが、日本ではマムシを滋養を願って食する食材として独自に発展させてきました。明治以降は粉末やカプセルといった手軽な形態が広がり、現在に至ります。

当店では、こうした長い歴史をもつ伝統食材を、食品として安心してお召し上がりいただけるよう、品質に配慮してお届けしています。なお、当店では食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。

漢方におけるまむしの位置づけ

まむしは、体の部分(反鼻)と胆嚢の部分(蛇胆)で、漢方理論上の分類がまったく異なります。同じ動物に由来しながら性味が正反対になるのは、生薬の世界でも興味深い特徴です。

反鼻(はんぴ)── 体の部分

四気(性)

おん

五味

かん

帰経

脾、肝

ひ、かん

蛇胆(じゃたん)── 胆嚢の部分

四気(性)

りょう

五味

帰経

肝、胆、心、脾、胃

かん、たん、しん、ひ、い

反鼻は漢方理論では「祛風・通絡・解毒」の範疇に分類されます。日本では「強壮」の用途で広く知られていますが、中国の伝統的な分類では祛風解毒が中心であり、滋養強壮薬としての位置づけは日本で独自に発展したものです。一方、蛇胆は「清熱解毒・化痰・明目」の範疇に属し、反鼻とはまったく方向性の異なる素材です。当店のまむし粉末は反鼻(体の部分)を粉砕したものですが、粉砕の際にご希望の方には蛇胆(まむし肝)を一緒に混合することもできます。

まむし粉末の飲み方・使い方

基本の飲み方

添付のスプーン1杯を、水またはぬるま湯と一緒にお召し上がりください。朝と晩の1日2回が目安です。

飲みやすくする方法

動物性食材ならではの風味がありますので、はちみつや水飴に混ぜると飲みやすくなります。オブラートに包む方法もおすすめです。

まむし粉末 約60gの商品写真

商品情報

品名
まむし(まむし)
内容量
約60g(個体により異なります)
形態
粉末(当店にて粉砕してお届けします)
原産地
中国
価格
10,500円(税込)

【混合オプション】粉砕の際に、胆嚢の乾燥品「まむし肝(蛇胆)」を一緒に混合することができます(1個 +1,500円)。すっぽんとの混合も承っております。ご注文時にお申し付けください。

天保年間創業の漢方薬局がお届けする、日本の伝統食材。毎日の養生にお役立てください。

妊娠中の方は、お召し上がりをお控えください。授乳中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。

まむし粉末のよくある質問

マムシの粉末には独特のにおいがありますか?飲みやすくする方法を教えてください。

動物性食材ならではの風味があります。はちみつや水飴に混ぜたり、オブラートに包んだりすると飲みやすくなります。お湯よりも水で飲むほうが風味を感じにくいという方もいらっしゃいます。

妊娠中でも飲めますか?

妊娠中の方はお召し上がりをお控えください。授乳中の方も、医師または薬剤師にご相談のうえでお決めください。

内容量が「約60g」となっていますが、なぜ正確な重量ではないのですか?

天然のマムシを一尾ずつ乾燥・粉砕しているため、個体の大きさにより内容量が前後します。品質に差はございませんので、ご安心ください。

食品として販売しているのですか?

はい、当店では食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。マムシは日本各地で古くから食されてきた食経験のある食材です。

反鼻(はんぴ)とまむし肝の違いは何ですか?

反鼻はマムシの体の部分を乾燥・粉砕した粉末で、まむし肝は胆嚢を乾燥させたものです。漢方理論上の分類が異なる二つの部位で、粉砕の際にご希望の方にはまむし肝を一緒に混合することもできます。

まむし粉末にまむし肝やすっぽんを混ぜてもらうことはできますか?

はい、粉砕の際にまむし肝(1個1,500円)を一緒に混合することができます。すっぽんとの混合も承っておりますので、ご注文時にお気軽にお申し付けください。

送料はいくらですか?送料無料はありますか?

送料は配送地域によって異なり、ご注文手続きの画面で自動的に計算されます。商品を入力先住所とあわせてご確認ください。なお、合計15,000円(税込)以上のご購入で送料が無料になります。

注文してからどのくらいで発送されますか?

13時までにいただいたご注文は、当日中に発送いたします。ただし水曜・祝日は定休日のため、翌営業日以降の発送となります。また、臨時休業をいただく場合もございますので、お急ぎの際はあらかじめご了承ください。

返品・交換はできますか?

衛生上、お客様のご都合による返品・交換は承っておりません。ただし、破損・誤配送・品質異常など商品に不備があった場合は、商品到着後7日以内にご連絡いただければ、交換または返金にて対応いたします。

どのような支払い方法が使えますか?

各種クレジットカード(VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club)と、コンビニ決済がご利用いただけます。

相性のよい組み合わせ

まむし粉末と一緒にお試しいただきたい素材をご紹介します。ご希望に応じて混合してお届けすることもできます。

すっぽん

同じく古くから親しまれてきた動物性の伝統食材です。良質なアミノ酸やコラーゲンを含み、滋養を願って食されてきた歴史があります。まむし粉末との混合も承っております。

すっぽんの商品ページを見る →

本品は天然の動物を原料としているため、個体差により内容量・色・風味に多少のばらつきが生じることがあります。品質上の問題はございませんので、ご安心ください。

本ページでご紹介している内容は、生薬の伝統的な使われ方や漢方理論に基づく情報であり、特定の疾病に対する効能効果を示すものではありません。食品として、日々の暮らしの中でお役立てください。体調に不安のある方は、医師または薬剤師にご相談ください。
漢方薬局 下田康生堂 店舗外観

漢方薬局 下田康生堂

千葉県富里市日吉台4-9-11

TEL:0476-22-4160

監修:薬剤師・国際中医専門員 下田健一郎

参考文献

  1. 養命酒製造「反鼻[ハンピ] 生薬について」
  2. ウチダ和漢薬「生薬の玉手箱 反鼻(ハンピ)」
  3. 難波恒雄『和漢薬百科図鑑』保育社
  4. 佐藤製薬 ユンケル「生薬事典 ハンピ」

最終確認:2026年6月19日