グァバ葉茶(グァバヨウ)とは|味・淹れ方・漢方の視点を解説

グァバ葉茶(グァバヨウ・バンジロウ)南国に伝わる、爽やかな食卓のお茶

グァバ葉茶は、熱帯アメリカを原産とするフトモモ科の常緑樹「番石榴(バンジロウ)」の葉を乾燥させたお茶です。沖縄や中国南方では古くから民間の健康茶として親しまれ、ノンカフェインで穏やかな味わいから、食事とともに楽しまれてきました。

こんな方に選ばれています

  • 食後にお茶を一杯添える習慣を大切にしたい方
  • 夜のひとときも気にせず飲めるノンカフェインのお茶を探している方
  • 沖縄や南国の薬草文化に親しんでみたい方
  • 癖が少なく食事と合わせやすいお茶をお求めの方
読みたいところから

グァバ葉茶の味わい ── 渋みは穏やか、爽やかな清涼感

お茶を急須から湯呑みに注ぐイメージ写真
お茶を楽しむひととき(イメージ)

湯気とともに、精油成分(リモネンやカリオフィレン等)に由来する独特の清涼感がほのかに立ちのぼります。口に含むとまず穏やかな渋みが広がりますが、苦味は軽く、後味はすっきりとしています。癖が少なく食事に合わせやすい味わいで、洋食・中華・沖縄料理など幅広い献立と寄り添います。渋みが気になる方は、はちみつを少量加えるとまろやかな口当たりに変わります。

グァバ葉茶とは ── 由来と特徴

グァバの木に実った青い果実と葉
熱帯地域で広く栽培されるグァバの木

グァバ葉茶の原料となるのは、フトモモ科バンジロウ属の常緑樹「番石榴」(Psidium guajava L.、和名バンジロウ)の葉です。原産地は熱帯アメリカで、16〜17世紀以降に世界中の熱帯・亜熱帯地域に広まり、現在は中国南部、東南アジア、インド、アフリカ各地で栽培されています。日本では沖縄、鹿児島、屋久島など南方地域に伝わり、家庭の庭先で育てられる身近な薬草となっていきました。

中国南部では「鶏矢茶」「拔仔心」などの別名で呼ばれ、葉はもとより果実や枝皮までさまざまな民間用法に用いられてきました。日本における近代の知名度向上には、2000年に「グァバ葉ポリフェノール」を関与成分とする特定保健用食品が認可された経緯が大きく寄与しています。当店では生薬・健康茶素材としての側面から、お茶本来の味わいを楽しめる茶葉を厳選してお届けしています。

グァバ葉が歩んできた道 ── 民間利用の歴史と当店の考え

グァバ葉茶は、中国南方・台湾・東南アジアから日本の南西諸島まで、亜熱帯から熱帯にかけての広い文化圏で日々のお茶として親しまれてきました。地域ごとに呼び名や使われ方は異なりますが、「家庭でいつも飲まれる素朴な健康茶」という位置づけは一貫しています。

中国南方の民間薬として ── 嶺南の伝統

中国の広東・広西・雲南・福建など南方地域では、グァバ葉は古くから民間薬として愛用されてきました。『嶺南采薬志』『常用中草薬手冊』『広西本草選編』などの地方本草書に、煎じて服用する用法や、洗浄・含漱用の外用法が記載されています。「鶏矢茶」「拔仔心」などの民間名でも親しまれ、暮らしに根ざした薬草となっていきました。

沖縄・南方諸島の家庭茶として

日本では沖縄、鹿児島、屋久島など南方地域に渡来し、家庭の庭先で育てられる身近な薬草となりました。沖縄方言では「バンシルー」とも呼ばれ、葉を摘んで煮出したお茶は、暑い季節をしのぐ家庭の知恵として今も受け継がれています。長寿の島として知られる沖縄の食文化の中で、グァバ葉は身近な薬草のひとつに数えられています。

台湾の「菝仔茶」 ── 葉と果実を組み合わせて

台湾ではグァバを「芭楽(バーラー)」「菝仔(バーアー)」と呼び、葉と未熟果実を組み合わせた「菝仔茶」が民間健康茶として知られています。日常的に飲まれる素朴な健康茶として、台湾の家庭に定着している飲み物のひとつです。

当店では、これらの民間に根づいた知恵を大切にしつつ、特定の効能効果を謳うことはせず、食品として日々の食卓にお楽しみいただける茶葉をご用意しました。沖縄や南方の人々が長く親しんできた、素朴で爽やかな味わいをご堪能ください。

漢方におけるグァバ葉茶の位置づけ

漢方理論では、グァバ葉は清熱燥湿薬の範疇に分類されます。中国南方の各種本草書に収載されている民間薬的な位置づけの生薬で、日本の漢方処方236品目には含まれていません。

四気(性)

へい

五味

甘・渋

かん・じゅう

帰経

大腸

だいちょう

功効の分類としては、燥湿健脾(脾の働きを助けて湿を取り除く)、清熱解毒、渋腸止瀉(腸を引き締めて下痢を止める)、収斂止血の4つに整理されます。本草書では下痢や腹痛、皮膚のトラブルなどに用いられてきた記録が見られます。なお、文献によっては肝経・脾胃経への帰経も挙げられていますが、主要な3文献に共通して記載されているのは大腸経です。

グァバ葉茶のおいしい淹れ方

基本

急須やティーポットに茶葉約5gを入れ、沸騰したお湯を200〜500ml注ぎます。3〜5分ほど蒸らしてからお召し上がりください。すっきりとした渋みと爽やかな清涼感を楽しめます。

煮出し

水1Lに茶葉5〜10gを入れ、沸騰させたあと弱火で1〜2分煮出します。やかんでまとめて淹れる場合は、茶葉をお茶パックに入れると後片づけが楽です。日中の水分補給用に常備するのもおすすめです。

水出し

茶葉約5gを冷水500ml〜1Lに入れ、冷蔵庫で2〜6時間ほど抽出します。暑い季節にすっきりとした口当たりでお楽しみいただけます。

グァバ葉茶 100gの商品写真

商品情報

品名
グァバ葉(ぐぁばよう)
内容量
100g(目安:約20〜33杯分)
形態
茶葉(リーフ)
原産地
中国産または国産
カフェイン
含まない(ノンカフェイン)
価格
550円(税込)

当店のグァバ葉茶は、漢方薬局 下田康生堂が産地と等級を確かめて仕入れた茶葉をお届けしています。沖縄や南方の人々が長く親しんできた爽やかな味わいを、ぜひ日々の食卓のおともにお試しください。

妊娠中の方、授乳中の方は、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。

グァバ葉茶のよくある質問

グァバ葉茶にカフェインは入っていますか?

グァバ葉茶にカフェインは含まれていません。就寝前のひとときや、カフェインを控えたい方にも安心してお召し上がりいただけます。

グァバ葉茶は血糖値に良いと聞きました。当店の商品でも期待してよいですか?

「グァバ葉ポリフェノール」を関与成分とする特定保健用食品(トクホ)が認可されている事実はあります。ただし、当店のグァバ葉茶はトクホではなく一般食品として販売しており、特定の効能効果を謳うものではありません。沖縄や中国南方で長く親しまれてきた茶葉本来の味わいや香りをお楽しみいただく目的でお飲みください。

沖縄では昔からグァバ葉を飲む習慣があるのですか?

沖縄や鹿児島、屋久島など日本の南方地域では、家庭の庭先にグァバの木を植え、葉を摘んで煮出したお茶を家族で楽しむ習慣が伝わっています。沖縄方言では「バンシルー」とも呼ばれ、暮らしに溶け込んだ薬草のひとつとして親しまれてきました。

毎日たくさん飲んでも問題ありませんか?

嗜好品として日常的にお楽しみいただけますが、漢方理論では収斂作用(引き締める働き)をもつ生薬に分類されており、過量を長期にわたり飲み続けると胃腸が締まりすぎて便通が乱れる場合があると伝えられています。1日2〜3杯程度を目安に、体調に合わせて楽しまれることをおすすめします。

お腹の調子・下痢のときに用いられてきたと聞きました。

グァバ葉は中国南方の本草書で、下痢や腹痛に煎じて用いられてきた歴史があります。漢方では「渋腸止瀉(じゅうちょうししゃ=腸を引き締めて下痢を止める)」「燥湿健脾(そうしつけんぴ)」の範疇に分類される素材です。伝統的な位置づけであり、医薬品的な効能をうたうものではありません。

ダイエットや美容と結びつけて紹介されるのはなぜですか?

葉に多く含まれるタンニンやポリフェノールの一般的な認知から、糖質・美容を意識する方に話題にされることが多いためです。あくまで一般的・伝統的な連想であり、効果を断定するものではありません。

グァバ葉茶は他のお茶とブレンドして飲めますか?

はい、グァバ葉茶は癖が少なく、他の生薬茶ともブレンドしやすい素材です。爽やかさに青みを重ねたいときは桑の葉茶、香ばしくまろやかに仕上げたいときは焙じはとむぎ、清涼感をいっそう引き立てたいときは薄荷などがおすすめです。お好みの割合で、味わいの変化をお楽しみください。

妊娠中・授乳中でも飲めますか?

カフェインは含まれていませんが、妊娠中・授乳中の方への安全性に関する十分なデータがないため、ご使用前に医師または薬剤師にご相談ください。

送料はいくらですか?送料無料はありますか?

送料は配送地域によって異なり、ご注文手続きの画面で自動的に計算されます。商品を入力先住所とあわせてご確認ください。なお、合計15,000円(税込)以上のご購入で送料が無料になります。

注文してからどのくらいで発送されますか?

13時までにいただいたご注文は、当日中に発送いたします。ただし水曜・祝日は定休日のため、翌営業日以降の発送となります。また、臨時休業をいただく場合もございますので、お急ぎの際はあらかじめご了承ください。

返品・交換はできますか?

衛生上、お客様のご都合による返品・交換は承っておりません。ただし、破損・誤配送・品質異常など商品に不備があった場合は、商品到着後7日以内にご連絡いただければ、交換または返金にて対応いたします。

どのような支払い方法が使えますか?

各種クレジットカード(VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club)と、コンビニ決済がご利用いただけます。

相性のよい組み合わせ

グァバ葉茶は癖が少なく、他の生薬茶とも合わせやすい素材です。青みを重ねる、香ばしさを添える、清涼感を引き立てる──当店で扱う茶葉から、特に相性のよい組み合わせを3つご紹介します。

桑の葉(クワノハ)── 青みを重ねて

グァバ葉の爽やかな渋みに、桑の葉のやわらかな青みとほんのりした甘みを重ねると、まろやかで奥行きのある飲み口に整います。どちらもノンカフェインで癖が少なく、煎茶に近い穏やかな味わいの桑の葉は、毎日のお茶として続けやすい組み合わせです。漢方では燥湿健脾のグァバ葉と、清肺・平肝の桑の葉が、ともに涼やかな養生茶として穏やかに調和すると考えられています。

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焙じはとむぎ(ヨクイニン)── 香ばしく飲みやすく

グァバ葉の穏やかな渋みに、焙煎したはとむぎの香ばしさを合わせると、麦茶のように親しみやすく、まろやかな一杯になります。きな粉や炒り豆を思わせる香りと、淡く色づいたお茶が、ほっとくつろぐひとときに寄り添います。漢方では、ともに脾をいたわり水湿を整える範疇の素材で、健脾・祛湿の方向で重なる取り合わせと考えられています。

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薄荷(ハッカ)── 清涼感を引き立てて

グァバ葉がもともともつハッカ風の清涼感に、薄荷の爽やかな芳香を重ねると、より清々しくすっきりとした一杯に仕上がります。在来和種のハッカはメントールが豊かで、鼻に抜ける涼やかさが心地よく、暑い季節にもおすすめです。漢方では、清涼感をもつグァバ葉と、疏散風熱・清利頭目の薄荷が、ともに夏の涼やかな代茶飲に向く方向で香りを引き立て合うと考えられています。香りが揮発しやすいので、淹れたら早めにお召し上がりください。

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本ページでご紹介している内容は、生薬の伝統的な使われ方や漢方理論に基づく情報であり、特定の疾病に対する効能効果を示すものではありません。食品として、日々の暮らしの中でお楽しみください。体調に不安のある方は、医師または薬剤師にご相談ください。
漢方薬局 下田康生堂 店舗外観

漢方薬局 下田康生堂

千葉県富里市日吉台4-9-11

TEL:0476-22-4160

監修:薬剤師・国際中医専門員 下田健一郎

参考文献

  1. 中華本草編委会編『中華本草』上海科学技術出版社(番石榴叶の項)
  2. 江蘇新医学院編『中薬大辞典』上海科学技術出版社(番石榴叶の項)
  3. 医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)「健康食品の安全性・有効性情報:ヤクルト蕃爽麗茶」
  4. ヤクルト中央研究所「グァバ葉ポリフェノール」
  5. Díaz-de-Cerio E, et al. "Health Effects of Psidium guajava L. Leaves: An Overview of the Last Decade." Int J Mol Sci. 2017;18(4):897.
  6. 愛知県薬剤師会薬事情報センター「特定保健用食品」

最終確認:2026年5月30日

参考文献(成分・近縁素材に関する研究)

※以下は本品の配合素材・成分・近縁植物等に関する研究であり、本品(食品)の効能効果を示すものではありません。被験対象・剤形(抽出物・別種・外用等)は本品と異なる場合があります。

  1. Deguchi Y, Miyazaki K. 「Anti-hyperglycemic and anti-hyperlipidemic effects of guava leaf extract」. Nutrition & Metabolism (London) (2010). PMID: 20181067.
  2. Birdi T, et al. 「A randomized open label efficacy clinical trial of oral guava leaf decoction in patients with acute infectious diarrhoea」. Journal of Ayurveda and Integrative Medicine (2020). PMID: 32507357.
  3. Lozoya X, et al. 「Intestinal anti-spasmodic effect of a phytodrug of Psidium guajava folia in the treatment of acute diarrheic disease」. Journal of Ethnopharmacology (2002). PMID: 12413703.
  4. Garrido G, et al. 「Antidiarrheal effect of Psidium guajava L. extract in acute diarrhea: a systematic review」. Journal of the Science of Food and Agriculture (2024). PMID: 38578668.