生理痛の悩みに漢方の力を|あなたの体質に合わせた漢方選び【漢方薬局 下田康生堂】
毎月の「つらい」を和らげたい
〜生理痛と漢方的アプローチ〜
🌸 あなたもこんな悩み、ありませんか?
生理のたびに下腹部の痛みや腰のだるさ、気分の落ち込みなどに悩んでいませんか?
⚠️ 生理痛を放っておくと...
中医学では、生理痛は「気血の巡り」や「冷え」、「ホルモンバランスの乱れ」が背景にあるとされます。痛みの裏には体質の不調が隠れていることも。放っておくとPMSや不妊傾向に繋がるリスクもあります。
🌿 中医学で見る「生理痛の体質タイプ」
体質タイプ | 主な特徴 | 該当処方 |
---|---|---|
気滞タイプ | イライラ・胸脇の張り・月経前の痛み | 逍遙散、加味逍遙散、加味逍遙散料川芎地黄 |
瘀血タイプ | 刺すような痛み・経血に塊・暗い顔色 | 桂枝茯苓丸、桂枝茯苓丸加薏苡仁、通導散、桃核承気湯 |
寒凝タイプ | 冷え・温めると軽減・下腹部の鈍痛 | 当帰四逆湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯 |
気血両虚タイプ | 月経後半・後にシクシク痛む・疲れやすい・顔色が悪い・貧血傾向 | 十全大補湯 |
腎陽虚タイプ | 月経後にシクシク痛む・冷え・頻尿・腰痛 | 八味地黄丸 |
精血不足タイプ | 月経後にシクシク痛む・目の疲れ・肌の乾燥・不安感 | 六味地黄丸、杞菊地黄丸 |
💊 処方別:あなたに合った選び方
■ 逍遙散(しょうようさん)
気の巡りを整え、月経前のイライラや張ったような痛みに。
■ 加味逍遙散(かみしょうようさん)
イライラやほてり、不眠をともなう気滞タイプの生理痛に。
■ 加味逍遙散料川芎地黄
気滞と血虚が合併しやすい方、慢性的な生理不順や冷えにも。
■ 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
経血に塊がある、下腹部が刺すように痛むなど瘀血タイプの代表処方。
■ 桂枝茯苓丸加薏苡仁
瘀血に加え湿がたまりやすい体質に。にきびやむくみを伴う方に。
■ 通導散(つうどうさん)
体内の巡りを強力に整える処方。瘀血が重く便秘傾向のある方に。
■ 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
瘀血+便秘+イライラなど、症状が激しいタイプに。
■ 当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)
冷えにより下腹部が鈍く痛む方に。四肢の冷えが強い場合に。
■ 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
当帰四逆湯に温める力を強化した処方。慢性的な冷えや下腹部痛に。
■ 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
気と血を同時に補う処方。疲れやすく貧血傾向のある生理痛に。
■ 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
腎陰虚や精血不足による目の疲れ・視力低下・乾燥症状に。
■ 六味地黄丸(ろくみじおうがん)
腎陰虚・精血不足タイプの基礎処方。ほてりや口渇がある方にも。
■ 八味地黄丸(はちみじおうがん)
腎陽虚による冷え、腰痛、頻尿傾向のある方に。
💭 鎮痛薬と漢方薬の違いは?
市販の鎮痛薬(例:ロキソニン・イブなど)は、炎症物質の生成を抑えることで一時的に「痛みを感じにくくする」働きをします。
即効性がある反面、痛みの原因そのものにアプローチするものではありません。
一方、漢方薬は「なぜ痛みが起きているのか?」という体質の乱れに着目し、冷え・血の滞り・ホルモンバランスなど、原因に対して根本的に働きかけます。
目的が異なるため、鎮痛薬との併用も可能です。
「今の痛みには鎮痛薬」「繰り返す痛みには漢方薬」と、状況に応じての使い分けが推奨されます。
🧙♀️ よくあるご質問(FAQ)
Q1. 漢方を飲み始めてどれくらいで効果が出ますか?
体質改善にはある程度の時間がかかります。2〜3ヶ月を目安にお考えください。
Q2. 鎮痛薬と併用しても大丈夫ですか?
はい、基本的に併用可能です。痛みを抑える目的と、体質を整える目的は異なります。
Q3. 病院の治療と並行して使えますか?
はい。西洋医学と漢方の併用はよく行われています。ご不安な方はLINEでご相談ください。
Q4. 顆粒と煎じ薬の違いはありますか?
顆粒は手軽で続けやすく、煎じ薬はより本格的な効果を期待できます。
Q5. 自分にどの処方が合うかわかりません。
一度詳しくお体の状態を聞かせてください。あなたの体質や症状に合った処方をご提案します。
📩 ご相談はこちらから
「症状に合った漢方が分からない」「体質を根本から見直したい」「市販薬では限界を感じている」
そんな方は、薬剤師による丁寧なカウンセリングで一緒に最適な処方を見つけていきましょう。