お悩みの症状

不妊症

卵巣には、排卵によって月経の周期を整え、妊娠をサポートする、女性ホルモンを分泌して女性らしい身体を作る、気持ちをコントロールして精神を安定させる、といった女性の健康に深く関わる大切な働きがあります。

卵巣の働きが活発に動き始めるのは平均10歳ごろ。この時期から女性ホルモンの分泌が盛んになり、12歳前後で初潮を迎えます。
10代後半にかけて月経周期が安定すると、20〜30代で卵巣の働きは最も活発に。
その後、40代に入ると卵巣の働きは少しずつ衰え初め、やがて閉経、更年期を迎えます。バランスの崩れやすいこの時期は心身の不調に悩まされることもありますが、50代に入り女性ホルモンの分泌がなくなると、徐々に心も身体も穏やかな状態に。この時期を第2の人生として、いきいきと前向きに過ごす人も増えています。

このように、卵巣の働きは女性の一生と深く関わっていて、その機能を元気に保つことは充実した人生を過ごすためにも大切なこと。
卵巣の主な働き(月経や妊娠)と密接に関わる「血(けつ)」「腎」を健康に保つよう心がけ、年齢とともに変化する卵巣をしっかりとケアしていくことが肝心です。。

2018年02月11日

月経痛

中医学では、女性の身体は7年ごとに節目を迎え、変化が現れると考えます。7歳ごろに歯が生え変わり、14歳ごろに初潮、21歳ごろに成熟期を迎えます。月経のリズムも同じように「7」の倍数が基本。個人差はありますが、健康な月経の日数は7日前後、月経の周期は28日(7の4倍)前後が一般的です。

経血の量は多すぎず(多い日の日中2時間をロングナプキンで過ごせる程度)、色は赤色で粘り気や大きな塊がないようなら問題はないでしょう。また、中医学では痛みのある月経を「痛経(つうけい)」と呼び、「月経痛」は“ない”のが正常な状態と考えます。

このような“健康的な生理”の基本を踏まえると、月経痛がある、周期や日数が乱れる、量や色が気にかかる、といった場合は要チェック。月経の諸症状は、さまざまな要因で体内の「気」「血(けつ」の働きが乱れることで起こるものなので、自分の体質や体調を見直し、根本的に改善していくことが大切です。

多くの女性を悩ませる月経痛も、少量の鎮痛剤を服用して治まる程度の痛みであれば、日常生活の工夫や中医学の対策でやわらげることができます。

2018年02月11日

月経前症候群

月経の1〜2週間くらい前になると現れる、イライラ、落ち込み、不眠、胸の張り・痛み、下腹部痛、頭痛、むくみといった不快な症状。こうした心身のさまざまな不調を、総称して「PMS(月経前症候群)」と呼びます。
その原因はまだはっきりしていませんが、排卵後の女性ホルモンの変化が関係していると考えられていて、月経が始まると症状が軽くなることも特徴です。

中医学では、一人ひとりに現れる症状によって、その根本原因を考え対処します。
イライラや怒り、乳房の張りなどが強く現れる人は、体内の「気」(エネルギー)の巡りが停滞してしまう「気滞(きたい)」が主な原因に。PMSに多く見られるタイプで、日頃からストレスを感じやすい人は注意が必要です。

また、下腹部の痛み、頭痛など痛みの症状が強い人は「瘀血(おけつ)」(血行障害)、むくみや体重の増加などが目立つ人は「水滞(すいたい)」(余分な水分の停滞)の状態が、それぞれ不調を引き起こす要因に。その他、体内の気・血が不足している「虚弱」タイプの人は、疲労感や倦怠感、不眠などの症状が起こりやすくなります。

多くの女性がなんらかの不快症状を感じるというPMS。適切なケアをすれば不調を改善することもできるので、諦めず積極的に対処しましょう。

2018年02月11日

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍。数や大きさはさまざまで、発生する部位によって、子宮の筋肉の中にできる「筋層内筋腫」、子宮の外側にできる「漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)」、子宮の内側にできる「粘膜下筋腫」に分けられます。
その原因ははっきりしていませんが、筋腫は女性ホルモンの影響で大きくなるため、閉経後には自然と小さくなります。

代表的な症状は、月経量の増加と月経痛。その他、不正出血、貧血、頻尿、腰痛などの症状も多く見られます。ただし、症状は筋腫ができた部位によってまちまちで、子宮の内側にできると小さくても症状が強く、反対に、外側にできると相当大きくなっても症状が現れないことも。
いずれにしても、子宮筋腫は不妊や流産などの原因にもなるので、症状に合わせてきちんと対処することが大切です。

中医学では、子宮筋腫などの「しこり」の症状は、「瘀血(おけつ)」(血行不良)が主な原因と考えます。そのため、対処の方法は滞った血の巡りをスムーズに整えることが基本。
また、瘀血の原因となる「気」(エネルギー)の停滞、身体の冷え、体内の気血不足なども、合わせて改善していきます。

こうした中医学の対処は、子宮筋腫ができやすい体質を根本から改善し、筋腫の再発を防いだり、筋腫の成長を抑えたりすることが期待できるもの。ただし、筋腫の大きさや症状によっては手術なども必要になるため、西洋医学と中医学を組み合わせて適切に対処しましょう。

2018年02月12日

冷え性

冷えは万病のもと。しっかり体質改善を行っていく必要があるあります。
最近は生活習慣の変化から、「冷え性」は季節や年代を問わず冷えを訴える人が増えました。現代の生活スタイルには、過度のダイエット、身体を冷やす食生活、運動不足、薄着のファッションなど、冷えの誘因がたくさん潜んでいます。

冷え性は病気ではありませんが、頭痛や肩こりなどのつらい症状を伴うこともあります。また、免疫力の低下にもつながることから、中医学では冷えを「万病のもと」と捉え、その改善をとても大切にしています。冷え性にはさまざまなタイプがあるので、体内に潜む原因をよく考えて改善していきましょう。

まず多く見られるのは「瘀血(おけつ)」による冷え。血行が悪くなり、身体の末端まで血液が行き渡らず手足などに冷えを感じます。そのほか、身体を温める陽気が不足したり、気血が不足したりすることも冷えの主な原因となります。

自分のタイプを知り、冷えから身体を守る習慣をしっかり身に付けましょう。

2018年02月12日

月経不順

心と身体の不調が月経周期の乱れに
女性の心と身体の健康状態は、月経に現れると中医学では考えます。特に月経周期はデリケートで、ストレスや睡眠不足など、ちょっとした生活の変化でも乱れてしまうほど。
月経不順は心身の不調を知るバロメーターと考え、きちんと対処することが大切です。

月経の正常な周期は、中医学の考えでは28日が基本。ずれがあっても24~33日の周期を維持することが理想的と考えます。
一時期な周期の乱れは問題ありませんが、基本の28日より7日以上早まる(周期が早い「月経先期」)、または7日以上遅れる(周期が遅い「月経後期」)、遅かったり早かったり安定しない(周期が不安定な「月経前後不定期」)、といった状態が3回以上続く場合は月経不順と考えましょう。

月経周期の乱れは、体内の「気」(エネルギー)、「血(けつ)」の不足や流れの停滞、月経と関わりの深い臓器「肝(かん)」(肝臓)、「腎」(腎臓)の機能低下などが主な原因となります。
こうした状態を放っておくと、身体のさまざまな不調や不妊症につながる可能性もあるため、積極的に改善するよう心がけましょう。

女性は初潮から閉経まで、平均して35~40年間は月経と付き合うことになります。わずらわしく感じてしまいがちですが、月経は女性の健康や美しさの基本となる大切なこと。
滞りなく健やかな月経を保つためにも、生活習慣や食生活を見直しながら、身体全体のバランスを整えていくことが大切です。

2018年02月12日

更年期

更年期の症状は「腎(じん)」の衰えから
多くの女性が閉経を迎えるのは50歳ごろ。中医学では、女性の身体は7の倍数で転機を迎えると考えられていて、この考え方でも閉経の時期は49歳ごろにあたります。

更年期は閉経の前後5年間(45~55歳ごろ)とされ、この時期に入ると女性は卵巣の機能が衰えはじめ、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌量が低下していきます。
これが、更年期に現れる不調の原因のひとつと考えられています。

中医学では、こうした更年期症状の根本原因を「腎」(腎臓)の衰えと考えます。腎は生命エネルギーの源「精」を貯える臓器で、発育や生殖などの機能と深く関わっています。
そのため、加齢によって腎の機能が衰えると、ホルモンの失調などが起こりやすくなるのです。

また、腎には全身の陰陽をコントロールする働きもあるため、その機能が低下すると陰陽のバランスが崩れてしまいます。
のぼせや発汗、冷えは、陰陽のバランスが崩れて、身体を温めたり熱を冷ましたりといった調節が上手くできずに起こる症状です。

また、腎の機能が衰えると、その影響で「肝(かん)」(肝臓)や「心(しん)」に不調が現れることも。
肝や心にはストレスや精神状態をコントロールする働きがあり、その機能が低下するとイライラや憂鬱、不眠といった精神的な不調も起こりやすくなります。

更年期には心身のさまざまな症状に悩まされることもありますが、この時期の不調は時間が経てば必ず治るもの。あまり深刻に悩まず、身体の変化に上手に対応して穏やかに更年期を乗り切りましょう。

2018年02月12日

ダイエット

ダイエットは、食事をコントロールして肥満を予防し、健康を保つことが本来の目的。痩せるためだけに過剰な食事制限などをすると、体力も落ち、貧血や月経異常、骨粗しょう症、肌荒れ、抜け毛といったさまざまな不調を招いてしまうので注意が必要です。
また、自分では太り過ぎと感じていても、実際には標準的な体重というケースも少なくありません。まずは自分の適正体重を知り、肥満気味かなと感じたら、無理をせず健康的に体重を落とすよう心がけましょう。

中医学では、肥満は食べ過ぎや運動不足のほか、体内にも不調があり「太りやすい体質」になっている状態と考えます。
そのため、ダイエットをするときも、まず太る原因となっている不調を改善し、体質を健やかに整えることが基本に。すると、肥満の解消につながることはもちろん、身体全体が健康になるため、元気が出て肌や髪のツヤもアップ。リバウンドもしにくくなり、すっきりとキレイに痩せることができるのです。

肥満は生活習慣病と深い関わりがあり、高血圧や心臓疾患、脳血管疾患、糖尿病など、さまざまな病気のリスクにもつながります。これからを元気に過ごすためにも、中医学の知恵を活かした“健康ダイエット”を心がけ、ムリなく上手に体重をコントロールしましょう。

2018年02月12日

スマホ疲れ目

一般的な老眼とは、加齢によって目の筋肉や水晶体が衰え、近くのものにピントが合いにくくなる状態のこと。
「遠ざけないと手元の文字が見えにくい」「近くにピントを合わせるのに時間がかかる」「夕方、薄暗くなると見えにくい」といった症状が現れます。

一方、現代病の一つとされる「スマホ老眼」は、スマートフォンなどの小さい文字を近くで見続けることで、目の筋肉が凝り固まってしまうことが主な原因に。その結果、ピントの調節がスムーズにできなくなり、老眼と同じような症状が現れます。

中医学では、こうした目の不調は、まず五臓の「肝(かん)」(肝臓)を養うことを基本に予防・改善していきます。
肝は「血(けつ)」を貯蔵し、全身を巡る血量をコントロールする臓器。そのため、血が十分にあって肝が元気に働いていれば、目にも必要な血が供給され、健やかな状態が保たれるのです。

ところが、スマホの使い過ぎなどで目を酷使すると、血を消耗して肝の機能が低下しがちに。その結果、目に十分な血が行き届かず、栄養や潤いが不足して不調が起こりやすくなるのです。
また、過剰なストレスによる肝の機能低下、慢性的な気・血不足なども、目のトラブルを引き起こす要因となるので注意しましょう。

スマホ老眼の症状は病気ではありませんが、ちょっと見えにくい…といった目の不調はとても煩わしく感じるもの。放っておくと症状が悪化しやすく、日常のストレスにもつながるので、気になる人は早めの対処を心がけましょう。

2018年02月12日

咳は、基本的にはウイルスや花粉などの異物を身体から追い出すために起こる大切な防衛反応の一つ。むやみに止めてしまうのはあまり良くないとされています。しかし、咳は一度続くとなかなか止まりにくく、悪化すると肺炎や喘息などの重い症状につながることも。また、症状の慢性化は睡眠不足や体力の消耗を招き、全身の健康状態に影響することも少なくありません。そのため、初期の段階できちんと対応し、悪化させないことが大切です。

中医学では、咳の症状を引き起こす初期の原因を大きく2つに分けて考えます。1つは身体の「冷え」。体質的な冷え性や、気候、冷房などによる寒さから起こる咳で、薄い鼻水や痰、悪寒などを伴います。
もう1つは「熱」による咳で、熱がこもりやすい体質の人、かぜやウイルスの影響で体内に熱が発生した人などに起こる症状。発熱や発汗、口の渇き、濃い痰などが特徴です。
このほか、過剰な「ストレス」や身体に溜まった「痰湿(たんしつ)」(体内の余分な水分や汚れ)、慢性化による「虚弱」なども、症状の悪化や長期化を招く原因に。
咳や喘息は、繰り返しやすい症状です。きちんと改善して再発を防ぐためにも、直接的に症状を抑えるだけでなく、原因をきちんと見極めて根本から体質を整えるよう心がけましょう。

2018年02月12日

物忘れ

よく物忘れをする、スムーズに言葉が出てこない、頭がぼーっとする、集中力が続かない…。
こうした「健忘症」の症状は、脳に栄養と酸素を運ぶ「血」や、脳のエネルギーとなる「気」が不足することで起こると中医学では考えます。

脳の気血不足と深く関わるのは、五臓の「心(しん)」と「脾胃(ひい)」(胃腸)の不調。心は血を全身に送り、脾胃は食事の栄養から気血を生み出す働きを担っています。
そのため、心と脾胃の働きが低下すると、脳に十分な気血が行き渡らず、物忘れなどが起こりやすくなるのです。
また、気の巡りをコントロールする「肝(かん)」(肝臓)の機能低下、「瘀血(おけつ)」(血行不良)などの状態も、脳の気血不足を招く要因となります。

もう一つ、中医学では、脳は「腎」が蓄える「精」(生命エネルギー)によって維持されていると考えるため、腎の機能低下も健忘症の大きな要因に。加齢などで腎が弱くなると、精が不足して脳の機能も衰え、物忘れや記憶力の低下が起こりやすくなるのです。

物忘れが増えるのは不安なものですが、年齢を重ねれば記憶力が低下するのは自然なこと。あまり深刻に悩むと症状を悪化させてしまうこともあるので、気持ちにゆとりを持って過ごすことも大切です。
日々の養生で身体をきちんとケアしながら、脳の働きを健やかに保つよう心がけましょう。

2018年02月12日

痔は性別や年齢を問わず、誰でも患う可能性がある身近な病気です。命に関わるような疾患ではありませんが、痛みや出血のある不快な状態が続くと、日常生活や仕事に支障が出てしまうことも。
症状が悪化する前に、早めの対処で改善することが大切です。

痔のタイプは大きく分けて3種類。肛門の内部や外側にいぼ状の腫れができる「いぼ痔」(痔核)、肛門の皮膚が切れる「きれ痔」(裂肛)、肛門内部に膿が溜まり、おしりに膿の出る穴ができる「あな痔」(痔ろう)があります。

中医学では、こうした痔の症状は、体内に溜まった「湿(しつ)」(余分な水分や汚れ)や「熱」、肛門部の「瘀血(おけつ)」(血行不良)が主な原因と考えます。
飲み過ぎ、食べ過ぎなどによって体内に湿・熱が溜まると、「脾胃(ひい)」(胃腸)の不調を招いて下痢や便秘になり、これが痔の原因に。
また、慢性的な便秘や下痢、妊娠・出産、座りっぱなし・立ちっぱなしの状態などは、肛門部を圧迫して瘀血を起こす原因となります。
こうした肛門部の瘀血が痔につながる他、身体全体の瘀血は便秘の原因にもなるため、中医学では痔と瘀血には密接な関係があると考えるのです。

いずれにしても、痔の症状には食事や排便、仕事など、普段の生活が大きく関わっています。薬に頼るだけでなく、生活習慣を見直して”痔になりにくい体質”をつくるよう心がけましょう。

2018年02月12日

動悸

動悸は、心臓の拍動をドキドキと速く、または強く感じたり、脈拍が乱れたりする「心(しん)」(心臓)の症状。
激しい運動や強い緊張感などによって誰でも感じるものですが、ちょっとした運動や心配ごとなど、ささいなことで頻繁に動悸を感じる場合は、血液を送り出す「心」の働きが低下していると考えられます。
このような動悸の症状は、「瘀血(おけつ)」(血行不良)や過度なストレス、不安感、身体の疲労、食事の不摂生など、日頃の生活習慣や心身の不調が大きな原因に。

心は生命を維持するために絶えず動いている臓器で、その拍動は、早くても遅くても乱れても、さまざまな不調につながる可能性があります。
動悸の症状を頻繁に感じたら、まず"心身の不調を知らせるサイン"と捉え、身体全体を整えながら「心」の不調を改善していきましょう。

また、心身の疲労は病気の原因にもなり、症状が長引くと不眠や鬱などにつながることもあります。動悸の症状が気になる人は、初期の段階で早めに対処するよう心がけましょう。
※動悸の症状は軽いものから重いものまでさまざまですが、もし痛みを伴うようであれば、狭心症や心筋梗塞といった病気が潜んでいる場合もあります。早めに病院で受診するようにしてください。

2018年02月12日

耳鳴り

中耳炎や外耳炎などの疾患があるわけではないのに、耳鳴りや耳の閉塞感といった不快な症状を感じることがあります。このような症状の原因は、老化や疲労、ストレス、胃腸の疲れなどさまざま。


中医学では「耳は清らかな陽気が体内を上昇するときに通過する穴」とされていて、体内に陽気が満ちていれば、耳の働きも安定しやすくなると考えます。そのため、疲労や老化によって陽気が不足したり、ストレスで陽気の流れが悪くなったりすると、耳の働きにも影響してさまざまなトラブルにつながるのです。


一般に最も多く見られる症状は「耳鳴り」。キーンという高い音や、ボーっという低い音など、聴こえる音や大きさはさまざまですが、耳の奥で鳴る音はとても不快なもの。また、耳のトラブルでは聴力の減退「耳聾(じろう)」に悩む人も多く見られ、耳聾にも耳鳴りを伴うことが少なくありません。
耳鳴りは耳聾になる前の段階で現れる症状でもあり、長く続くと聴力にも影響するため注意が必要です。耳鳴りの段階で積極的に対策し、耳聾を予防するよう心がけてください。


このように、耳のトラブルは単に耳の問題だけでなく、心身の不調を知らせる大切なサインでもあります。改善するためには、まず自分の症状からその原因を考えることが大切。根本となっている心身の不調を取り除き、耳の働きを健やかに保つよう心がけましょう。

2018年02月12日

不眠症

「不眠症」の多くは、ストレスや不安感といった精神の不調が主な要因です。中医学では、こうした不眠の症状を五臓の「心(しん)」の不調と考えます。心は、精神を安定させる「血(けつ)」の流れをコントロールし、精神活動の中枢を担う臓器。そのため、心の血が不足すると、精神が不安定になり不眠の症状が現れるのです。また、血を蓄える「肝(かん)」、血を生む源となる「脾胃(ひい)」(胃腸)の不調も、不眠の要因となるので注意が必要です。その他、更年期や加齢、暴飲暴食など不眠の原因はさまざま。不眠が続くと身体の不調にもつながるので、原因を早めに取り除き、質の良い睡眠を取れる体質づくりを心がけましょう。これから具体的に対策をお伝えします。

2018年02月12日

高血圧

中医学では、高血圧の原因の多くは「瘀血(おけつ)」(ドロドロ血の血行不良)によるものと考えます。また、血液を送り出す「心(しん)」(心臓)の不調、心の働きと深く関わっている「肝(かん)」(肝臓)「腎(じん)」(腎臓)の機能の低下なども、高血圧を招く要因に。


なぜこうした不調になるのでしょうか。それは、ストレスや喫煙、肥満、運動不足、塩分やコレステロールの高い食事といった、生活習慣の不摂生が大きく関係しています。特に食生活は、瘀血(おけつ)や高血圧と密接に関わる重要なポイント。サラサラ血で血流をスムーズに保ち、血圧を安定させるためにも、まずは生活習慣をしっかり見直すことが大切です。

2018年02月12日

頭痛

頭痛にはさまざまな症状があり、そのタイプは大きく二つに分けられます。ひとつは、風邪(ふうじゃ)や湿気など身体の外から入ってくる邪気の影響で起こる「急性の頭痛」で、ズキズキ、ガンガンする強い痛みが特徴。もう一つは、キリキリと刺すような痛みや、重く締め付けられるような痛みが多い「慢性の頭痛」で、一般に多く見られる偏頭痛などは、後者のタイプにあたります。



中医学では、こうした頭痛の主な原因は「不通則痛(ふつうそくつう)」によるものと考えます。これは、体内に詰まりが発生して気や血の流れが悪くなり、痛みの症状が発生するということ。頭痛の主な原因も気・血の停滞によるもので、ドロドロ血や水分代謝の低下、ストレスなどがその要因となります。

また、脳にとって大切な陽気(ようき:身体を温めるエネルギー源)や血(栄養素)が不足することで、頭痛が起きることも。こうした状態を「不栄則痛(ふえいそくつう)」といいます。



このように、頭痛は頭だけの問題でなく、身体全体の不調と考えて対処することが大切。頭痛だけを治すのではなく、体内を健やかに保つことで、頭痛が起きにくい体質に改善することを心がけましょう。

ただし、頭痛には脳腫瘍やくも膜下出血など重大な病気が潜んでいることもあるので、がまんできないほどの激痛を感じたり、日を追うごとにジワジワ痛みが強くなったりする場合には、すぐに病院で検査を受けるようにしてください。

2018年02月12日

便秘

排便は健康のバロメーターです。中医学の古典にも「一日一便」という記載があり、毎日排便があれば身体も健やかに保たれると考えます。

実際には、排便には個人差があり、人によっては一日に数回排便があったり、2~3日に1回のペースだったり、ということも。毎日排便がなくても、お腹の不調や排便の苦痛などを感じなければ便秘ではありません。
反対に、何日も排便がなくお腹に張りを感じる、毎日排便はあるものの排便が困難だったり苦痛を感じたりする、といった場合は便秘にあたります。

中医学では、こうした便秘の症状を大きく2つのタイプに分けて考えます。
1つは体内に余分なものが溜まり過ぎてしまう「実証タイプ」の便秘。
“身体に熱がこもり、便が乾燥して硬くなる”“過剰なストレスで便通が悪くなる”といった症状が現れます。

もう1つは、身体に必要なものが足りていない「虚証(きょしょう)タイプ」の便秘。
体内の「陽気」(エネルギー)が足りず、「脾胃(ひい)」(胃腸)の不調や冷えから便秘になったり、体内の「血」が不足して、潤い不足から便が乾燥したり、といった症状が現れます。

体内の有害物質を外へ出す排便は、健康を保つ上でも大切なこと。慢性的な便秘は、食欲不振や肌荒れ、冷え、頭痛などさまざまな不調を引き起こす原因にもなるので、早めの対策でスムーズに排便できる体質を作りましょう

2018年02月12日

花粉症

花粉症は、自然界の邪気「風邪(ふうじゃ)」が花粉を連れて身体に入り込むことで起こる症状と考えます。身体の抵抗力が足りない体質の人(「気虚(ききょ)」体質と呼びます)は、風邪(ふうじゃ)が侵入しやすく、花粉症の症状も強く出やすいので気をつけて。
特に注意したいのは、呼吸器系が弱い「肺気虚(はいききょ)」、消化器系が弱い「脾気虚(ひききょ)」の人。「肺」の働きが弱くなると、邪気の侵入を防ぐ鼻や皮膚の防衛機能が低下します。その結果、風邪(ふうじゃ)が侵入しやすく、花粉症にかかりやすい状態に。また、消化器系(「脾胃」)が弱くなると水分代謝の悪化を招き、多量の鼻水、鼻づまりといった不調が起こりやすくなります。

2018年02月12日

髪の毛悩み

中医学では、髪は「血(けつ)の余り」と考えられています。これは、血が十分にあって体内をスムーズに巡っていれば、髪を健康に保つことができるということ。
また、髪は「腎の華」ともいわれ、生命力の源である「腎」(腎臓)の「精」(生命エネルギー)が充実していれば、丈夫な髪が育つと考えられています。

このように、髪のトラブルは頭皮や毛髪だけの問題ではなく、体内の健康状態と密接な関係があります。中でも深い関わりがあるのは「肝」(肝臓)と「腎」。血の貯蔵庫である肝がストレスなどで傷つくと、血の不足や血行不良を招いて髪のトラブルにつながります。
また、腎の精は年齢とともに自然と衰えていくため、加齢によって髪の元気も失われてしまうのです。

一般的な薄毛や脱毛、若白髪といったトラブルは病気ではありませんが、本人にとっては深刻な悩みにつながることもあります。また、女性にとっては髪のツヤが失われたり、パサついたりといった小さなトラブルも気になるもの。
身体を整えることで根本的に髪のトラブルを改善し、髪も身体も心も、イキイキと健康な毎日を過ごしましょう。
※大量の髪が急に抜けるような場合は、病気が原因となっていることもあります。早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

2018年02月12日