咳は、基本的にはウイルスや花粉などの異物を身体から追い出すために起こる大切な防衛反応の一つ。むやみに止めてしまうのはあまり良くないとされています。しかし、咳は一度続くとなかなか止まりにくく、悪化すると肺炎や喘息などの重い症状につながることも。また、症状の慢性化は睡眠不足や体力の消耗を招き、全身の健康状態に影響することも少なくありません。そのため、初期の段階できちんと対応し、悪化させないことが大切です。

中医学では、咳の症状を引き起こす初期の原因を大きく2つに分けて考えます。1つは身体の「冷え」。体質的な冷え性や、気候、冷房などによる寒さから起こる咳で、薄い鼻水や痰、悪寒などを伴います。
もう1つは「熱」による咳で、熱がこもりやすい体質の人、かぜやウイルスの影響で体内に熱が発生した人などに起こる症状。発熱や発汗、口の渇き、濃い痰などが特徴です。
このほか、過剰な「ストレス」や身体に溜まった「痰湿(たんしつ)」(体内の余分な水分や汚れ)、慢性化による「虚弱」なども、症状の悪化や長期化を招く原因に。
咳や喘息は、繰り返しやすい症状です。きちんと改善して再発を防ぐためにも、直接的に症状を抑えるだけでなく、原因をきちんと見極めて根本から体質を整えるよう心がけましょう。

2018年02月12日