更年期

更年期の症状は「腎(じん)」の衰えから
多くの女性が閉経を迎えるのは50歳ごろ。中医学では、女性の身体は7の倍数で転機を迎えると考えられていて、この考え方でも閉経の時期は49歳ごろにあたります。

更年期は閉経の前後5年間(45~55歳ごろ)とされ、この時期に入ると女性は卵巣の機能が衰えはじめ、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌量が低下していきます。
これが、更年期に現れる不調の原因のひとつと考えられています。

中医学では、こうした更年期症状の根本原因を「腎」(腎臓)の衰えと考えます。腎は生命エネルギーの源「精」を貯える臓器で、発育や生殖などの機能と深く関わっています。
そのため、加齢によって腎の機能が衰えると、ホルモンの失調などが起こりやすくなるのです。

また、腎には全身の陰陽をコントロールする働きもあるため、その機能が低下すると陰陽のバランスが崩れてしまいます。
のぼせや発汗、冷えは、陰陽のバランスが崩れて、身体を温めたり熱を冷ましたりといった調節が上手くできずに起こる症状です。

また、腎の機能が衰えると、その影響で「肝(かん)」(肝臓)や「心(しん)」に不調が現れることも。
肝や心にはストレスや精神状態をコントロールする働きがあり、その機能が低下するとイライラや憂鬱、不眠といった精神的な不調も起こりやすくなります。

更年期には心身のさまざまな症状に悩まされることもありますが、この時期の不調は時間が経てば必ず治るもの。あまり深刻に悩まず、身体の変化に上手に対応して穏やかに更年期を乗り切りましょう。

2018年02月12日