子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍。数や大きさはさまざまで、発生する部位によって、子宮の筋肉の中にできる「筋層内筋腫」、子宮の外側にできる「漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)」、子宮の内側にできる「粘膜下筋腫」に分けられます。
その原因ははっきりしていませんが、筋腫は女性ホルモンの影響で大きくなるため、閉経後には自然と小さくなります。

代表的な症状は、月経量の増加と月経痛。その他、不正出血、貧血、頻尿、腰痛などの症状も多く見られます。ただし、症状は筋腫ができた部位によってまちまちで、子宮の内側にできると小さくても症状が強く、反対に、外側にできると相当大きくなっても症状が現れないことも。
いずれにしても、子宮筋腫は不妊や流産などの原因にもなるので、症状に合わせてきちんと対処することが大切です。

中医学では、子宮筋腫などの「しこり」の症状は、「瘀血(おけつ)」(血行不良)が主な原因と考えます。そのため、対処の方法は滞った血の巡りをスムーズに整えることが基本。
また、瘀血の原因となる「気」(エネルギー)の停滞、身体の冷え、体内の気血不足なども、合わせて改善していきます。

こうした中医学の対処は、子宮筋腫ができやすい体質を根本から改善し、筋腫の再発を防いだり、筋腫の成長を抑えたりすることが期待できるもの。ただし、筋腫の大きさや症状によっては手術なども必要になるため、西洋医学と中医学を組み合わせて適切に対処しましょう。

2018年02月12日