便秘

排便は健康のバロメーターです。中医学の古典にも「一日一便」という記載があり、毎日排便があれば身体も健やかに保たれると考えます。

実際には、排便には個人差があり、人によっては一日に数回排便があったり、2~3日に1回のペースだったり、ということも。毎日排便がなくても、お腹の不調や排便の苦痛などを感じなければ便秘ではありません。
反対に、何日も排便がなくお腹に張りを感じる、毎日排便はあるものの排便が困難だったり苦痛を感じたりする、といった場合は便秘にあたります。

中医学では、こうした便秘の症状を大きく2つのタイプに分けて考えます。
1つは体内に余分なものが溜まり過ぎてしまう「実証タイプ」の便秘。
“身体に熱がこもり、便が乾燥して硬くなる”“過剰なストレスで便通が悪くなる”といった症状が現れます。

もう1つは、身体に必要なものが足りていない「虚証(きょしょう)タイプ」の便秘。
体内の「陽気」(エネルギー)が足りず、「脾胃(ひい)」(胃腸)の不調や冷えから便秘になったり、体内の「血」が不足して、潤い不足から便が乾燥したり、といった症状が現れます。

体内の有害物質を外へ出す排便は、健康を保つ上でも大切なこと。慢性的な便秘は、食欲不振や肌荒れ、冷え、頭痛などさまざまな不調を引き起こす原因にもなるので、早めの対策でスムーズに排便できる体質を作りましょう

2018年02月12日