頭痛

頭痛にはさまざまな症状があり、そのタイプは大きく二つに分けられます。ひとつは、風邪(ふうじゃ)や湿気など身体の外から入ってくる邪気の影響で起こる「急性の頭痛」で、ズキズキ、ガンガンする強い痛みが特徴。もう一つは、キリキリと刺すような痛みや、重く締め付けられるような痛みが多い「慢性の頭痛」で、一般に多く見られる偏頭痛などは、後者のタイプにあたります。



中医学では、こうした頭痛の主な原因は「不通則痛(ふつうそくつう)」によるものと考えます。これは、体内に詰まりが発生して気や血の流れが悪くなり、痛みの症状が発生するということ。頭痛の主な原因も気・血の停滞によるもので、ドロドロ血や水分代謝の低下、ストレスなどがその要因となります。

また、脳にとって大切な陽気(ようき:身体を温めるエネルギー源)や血(栄養素)が不足することで、頭痛が起きることも。こうした状態を「不栄則痛(ふえいそくつう)」といいます。



このように、頭痛は頭だけの問題でなく、身体全体の不調と考えて対処することが大切。頭痛だけを治すのではなく、体内を健やかに保つことで、頭痛が起きにくい体質に改善することを心がけましょう。

ただし、頭痛には脳腫瘍やくも膜下出血など重大な病気が潜んでいることもあるので、がまんできないほどの激痛を感じたり、日を追うごとにジワジワ痛みが強くなったりする場合には、すぐに病院で検査を受けるようにしてください。

2018年02月12日