耳鳴り

中耳炎や外耳炎などの疾患があるわけではないのに、耳鳴りや耳の閉塞感といった不快な症状を感じることがあります。このような症状の原因は、老化や疲労、ストレス、胃腸の疲れなどさまざま。


中医学では「耳は清らかな陽気が体内を上昇するときに通過する穴」とされていて、体内に陽気が満ちていれば、耳の働きも安定しやすくなると考えます。そのため、疲労や老化によって陽気が不足したり、ストレスで陽気の流れが悪くなったりすると、耳の働きにも影響してさまざまなトラブルにつながるのです。


一般に最も多く見られる症状は「耳鳴り」。キーンという高い音や、ボーっという低い音など、聴こえる音や大きさはさまざまですが、耳の奥で鳴る音はとても不快なもの。また、耳のトラブルでは聴力の減退「耳聾(じろう)」に悩む人も多く見られ、耳聾にも耳鳴りを伴うことが少なくありません。
耳鳴りは耳聾になる前の段階で現れる症状でもあり、長く続くと聴力にも影響するため注意が必要です。耳鳴りの段階で積極的に対策し、耳聾を予防するよう心がけてください。


このように、耳のトラブルは単に耳の問題だけでなく、心身の不調を知らせる大切なサインでもあります。改善するためには、まず自分の症状からその原因を考えることが大切。根本となっている心身の不調を取り除き、耳の働きを健やかに保つよう心がけましょう。

2018年02月12日